macOSは基本的にAppleが開発・販売するMacに搭載されるOSです。しかし、このmacOSのうち2019年にリリースされたmacOS Catalinaを、ポータブルゲーミングPCの「Steam Deck」上で動作させることに成功した人物が登場しています。
MacOS Catalina on Steam Deck (SteamOS + Virtualbox) : SteamDeck
https://www.reddit.com/r/SteamDeck/comments/y4n7k6/macos_catalina_on_steam_deck_steamos_virtualbox/
This Steam Deck game console can run full macOS
https://9to5mac.com/2022/10/21/steam-deck-console-can-run-macos/
macOSは基本的にMac向けに動作するよう設計されているOSですが、Mac以外のPCにインストールする方法も複数あり、これは「Hackintosh」と呼ばれます。
そんなHackintoshの最新事例として、RedditユーザーのLampa183さんがmacOS Catalina 10.15.3をSteam Deck上で動作させることに成功しています。このユーザーによると、仮想化ソフトウェアパッケージであるVirtualBox上でのみmacOSを動作させることができたそうです。
Lampa183さんが公開したのはSteam Deck上でmacOSが動作している様子を撮影した写真のみで、動作を示す動画などは存在しません。Lampa183さんは「パフォーマンスは正常です」と語っていますが、一部のアニメーションの動作が遅く、macOSの起動には2~4分ほどかかると語っています。なお、アニメーションの動作が遅れている理由について、9to5Macは「おそらく仮想化ソフトウェア上ではmacOSにグラフィックアクセラレータが機能しないためです。おれでもSteam DeckのようなポータブルPCでAppleのmacOSを動作させることができるというのは非常に興味深いところです」と記しました。
macOSの「このMacについて」から端末のスペックを確認した画面が以下で、プロセッサの動作周波数は2.8GHz、メモリが8GB 1600MHz DRAMとなっています。
この記事のタイトルとURLをコピーする
・関連記事
M1搭載MacでWindowsを動作させるプロジェクト「M1 Windows」がスタート – GIGAZINE
M1チップ搭載Macで動作するLinux「Asahi Linux」のパブリックアルファ版が登場 – GIGAZINE
Steamの携帯ゲーミングPC「Steam Deck」海外レビューまとめ、ハードウェアは好評も「まだ買うな」の評が相次ぐ – GIGAZINE
AppleのMac向け独自開発チップ「M1」のGPUをリバースエンジニアリングするプロジェクトが進行中 – GIGAZINE
・関連コンテンツ