「トレパク騒動」で人気アイドルグッズが販売中止 「自分自身の発想では無理だと思い…」本人謝罪

J-CASTニュース

   6人組男性アイドルグループ「パンダドラゴン」を運営するDD(東京都大田区)が2022年10月17日、既存イラストに酷似しているデザインだと指摘が寄せられた一部グッズについて、販売を中止すると公式サイトで発表した。

   当該グッズは、メンバーのたいがさんが制作に関与していた。同社は販売中止の理由を「参考という域を超えたデザインであった事が確認出来ました」と説明。本人も関係者やファンに対して謝罪している。


  • 物議を醸したポーチを手にするたいがさん(2022年10月13日のツイキャス配信より)

「まんま似たの見たことある」ネットで物議

   同グループは「パラゴン」の愛称で親しまれ、TikTokでは6万7000超のフォロワーを集めている。47都道府県をめぐるツアーライブを開催中だ。

   問題視されたのは、たいがさんの誕生日を記念して17日に公式サイトやツイッターで発表された「聖誕ポーチ」(現在は削除)。側面には人物のイラストがアニメ調で描かれている。

   発表に先行して、たいがさんは13日、ライブ配信サービス「ツイキャス」の生配信でカメラに底面だけを見せる形でポーチを披露。「もうこれはちゃんと描いてます。まぁ楽しみにしててください!」と周知していた。

   デザインの全貌が披露されると、ツイッターでは「まんま似たの見たことある」「トレパク」などと、90年代アニメ風の絵で人気を博すイラストレーター・nsnさんのイラストに酷似しているという指摘がにわかに上がる事態となった。渦中のnsnさんも、数年前に投稿した2枚の絵をリツイートする形で反応した。

   このような状況で同社は17日、「『たいが聖誕祭2022』聖誕ポーチ、並びに『たいが聖誕祭2022』に関しまして」という文書を公式サイトに掲載した。

   ポーチに関して指摘を受けたとし、調査の結果を「参考という域を超えたデザインであった事が確認出来ました」と報告。「つきましては聖誕ポーチの販売中止、及び10/20(木)に開催を予定しておりました『たいが聖誕祭2022』の開催を中止とさせていただきます」と発表した。

   関係者らに謝罪し、今後については「著作権に対する認識をあらため再発防止に努めてまいります」。チケットの払い戻しは追って案内するという。

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