1軍打撃コーチ「総入れ替え」の原巨人 デーブ大久保氏の指導で「化ける若手」はいるか

J-CASTニュース

   原辰徳監督の来季続投が決まった巨人はコーチ陣を刷新する。

   村田修一打撃兼内野手守備コーチ、金杞泰一軍打撃コーチ、横川史学一軍打撃コーチの退任を発表。新たに、打撃チーフコーチとして招聘することがスポーツ紙で報じられたのが、西武、楽天でコーチ、監督を務めた野球評論家の大久保博元氏だ。

  • 原辰徳監督(写真:AP/アフロ)

    原辰徳監督(写真:AP/アフロ)

  • 原辰徳監督(写真:AP/アフロ)

大久保氏の指導に注目

   デーブの愛称で親しまれ、現役時代は強打の捕手として活躍。引退後は西武で打撃コーチを務め、アーリーワークを導入するなど指導者として手腕を発揮。08年の日本一に大きく貢献した。楽天でもコーチ、2軍監督、1軍監督を歴任。選手とのコミュニケーションを重視し、個性を伸ばす指導法で高い評価を得ていた。

   巨人は今季リーグワーストのチーム打率.242。岡本和真、丸佳浩、中田翔、ポランコ、ウォーカーの5人が20本塁打以上をマークしたが、長打に頼った打撃はもろく、1点を取る野球で課題を露呈していた。1軍の打撃コーチが3人退任し、大久保氏にかかる期待は大きい。長打力と確実性を兼ね備えた強力打線の構築が期待される。

   大久保氏を西武のコーチ時代に取材したスポーツ紙記者は次のように話す。

「中村剛也が長距離砲として素質を開花させたのは大久保氏のサポートが大きかった。巨人でも打撃で伸び悩んでいる選手が少なくない。その代表格が大城卓三です。強打の捕手として期待されていますが、その潜在能力を発揮しているとは言えない。打率3割、20本塁打をクリアできる可能性は十分に秘めている。大城の打撃が開眼すれば、得点力が一気に上がる。どのように指導するか楽しみです」

   大城は今季115試合出場で打率.266、13本塁打。正捕手に最も近い存在だが、まだまだ物足りない。大久保氏の指導で眠っていた素質を開花できるか。(中町顕吾)

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