【10話見た】2022年夏アニメ6選 /『異世界おじさん』『リコリコ』が2トップ! でも意外と同じくらい楽しみにしてるのが4つある

ロケットニュース24

夜が涼しくなってきた。気がついたら夏も終わりである。すなわち、夏アニメも終盤戦。10話を越えて、残すところあと2~3話じゃないだろうか。

この時点で面白いアニメにはさすがにハズレはないと思う。そこで私(中澤)が、10話まで見た上で面白いと思った2022年夏アニメ6選をお届けしたい。なお、続編ものは除外しており、夏クールの新作限定だ。

・『異世界おじさん』

秋クールで1話から再度放送しなおすことが発表された『異世界おじさん』。関係者に新型コロナウイルス感染者急増で放送休止からの放送しなおしと踏んだり蹴ったりだが、内容は面白く、アニメのクオリティーも高い。むしろ、放送しなおしは良い機会ではないかと思うので、まだ未視聴の方はこの機会に。


・『リコリス・リコイル』

最近のA-1 Picturesの良さを決定づけるようなアニメである。世界を裏で調整する特殊部隊の話なのでストーリー自体は重いのだが、女の子の可愛さが軽やかさを出していて見やすい。それでいてアクションもカッコ良く、最近のA-1 Picturesは本当に良い


・『よふかしのうた』

全体的な評判としては、今期は上記2つが2トップだと思う。しかしながら、個人的にこの2つに割って入るとしたら『よふかしのうた』だ。

子供の頃、田舎に住んでいた私。夜に外に出られるのは1年で1回のお祭りの晩だけだった。昼とはまた違う夜の街。幼馴染ですら夜会うと知らない顔に見えた。そんな子供の頃の気持ちを思い出す作品だ


・『それでも歩は寄せてくる』

高校生男女2人だけの将棋部を描いた本作。キャラがハニかんでるだけの雰囲気がゆるく見られて良いところなので、それをずっと続けても日常系として成り立つと思うのだが、個人的にはちゃんと時間が経過するところがウマイと思った。ちょうど良いタイミングで新キャラが登場したり進級するので飽きない。構成の妙を感じた。


・『てっぺんっ!!!!!!!!!!!!!!!』

本作は1話時点では6選に入らなかった作品である。お笑いを志す少女たちの住む寮を描いた日常系で、アニメの中で漫才をするのだが、それがアニメの漫才すぎる気がしていまいちピンと来なかったのだ。

ただ、見ているうちに、独特の会話のテンポ感がクセになって、今ではAmazonプライムが更新されたら速攻で見ている。見るのに気合がいらない感じが良い。あと、茨城のトリオ「あくだれ王国」の声優がマジで全員茨城出身だったり、キャラのパーソナリティーへの寄せっぷりも地味に凄い


・『RWBY 氷雪帝国』

『RWBY』と言えば、元々はアメリカで作られたCGアニメーションのシリーズ作品だ。で、それの日本語吹き替え版である『RWBY Volume 1-3: The Beginning』が日本で放送されたのが2017年の夏アニメ。私はこれを見ていたのだが、当時はこう思った。「ストーリーや設定は惹きこまれるんだけど、フルCG作画がポリゴンみたいで人には薦められない」と。

そんなRWBYを、日本のスタッフ中心で製作しなおしたのが『RWBY 氷雪帝国』だ。しかも、アニメーション制作はシャフト。おかげで、唯一、問題を感じていた作画がむしろ最強になっている。キャラとかは変わっていないので、ヤンの可愛さがやっと作画に落とし込まれた感じがした。


──以上。やはり最初から注目度の高かった『異世界おじさん』と『リコリコ』についての声が一番聞こえてくるが、10話も見ると、バッティングしない別の良さも見えてくるものだ。というわけで、独断と偏見ではあるが、個人的な6選を選んでみた。ノーチェックだった作品がある人は秋アニメに切り替わるタイミングで見るのも良いかもしれない。

執筆:中澤星児
画像:©殆ど死んでいる・KADOKAWA刊/異世界おじさん製作委員会、(C)山本崇一朗・講談社/「それでも歩は寄せてくる」製作委員会、©Spider Lily/アニプレックス・ABCアニメーション・BS11、©てっぺんグランプリ実行委員会、©2022 Rooster Teeth Productions, LLC/Team RWBY Project

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