前回は画像生成AIの「Stable Diffusion」に、プロフィール画像用として“田んぼが空を飛ぶ”絵を描いてもらった。結果としてそれっぽい画像はできたのだが、結局は“空を飛ぶ”様子を再現できなかったのが残念だ。
……この記事を書いている時点で、東京都でまん延防止等重点措置が解除されてから173日が過ぎた。
私が勤めている新宿にある中小企業では現在、各スタッフが可能な範囲でリモートによる業務を行っている。その中で、今回は目当ての絵を描いてもらうべく、ほかのAIも試してみることにした。
9月5日(月):いろいろなAIを試してみたものの……
「Dream」や「Craiyon」、「DeepAI」などなど……。あれから時間を見つけてはフリーの画像生成AIサービスに絵を描かせてみたが、なかなか思うような結果が得られない。作成する画像の指定についても、いろいろなキーワードを試したがダメ。どうやら、AIには非現実的な光景が受け入れられないらしい。
やはり田んぼは空を飛ばないのだろうか……。
9月7日(水):ついに“空を飛ぶ田んぼ”の絵が完成!
「Disco Diffusion」が描く絵の傾向も見えてきたので、いよいよ“flying Paddy field”(空飛ぶ田んぼ)を描かせてみたい。
まずは冒頭に「SNS Icon of」と利用目的を指定したところ、“田んぼで文字を描かせようとする”など一部が強調された仕上がりとなった。そして、その中には田んぼが空を飛んでいる姿が! この部分だけ切り取れば、まさに目的通りのアイコンが作れそうだ。
続いて、頭に「Logo of」と付けてみたのだが、これは「Stable Diffusion」と同様に謎の文字が描かれてしまう。見た目はアイコンっぽいのだが、やはりこのままでは使えそうにない。
ここまで来ると目的を与えずに描かせた絵がどうなるか? も気になってくる。ということでAIに作らせた絵がコレだ。空に浮いた島に田んぼがあるような絵に仕上がり、中央には不時着したと思われる飛行機の姿が。これも飛行機を中心に切り取れば、なかなか面白いアイコンになりそうだ。