Wi-Fi 6E対応のスマホとノートPCが2022年後半から2023年初旬に発売へ QualcommがWi-Fi 6E対応プラットフォームの国内提供を発表

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 Qualcomm Technologiesは、Wi-Fiの6GHz帯開放に関する電波法の省令改正を受け、日本国内におけるWi-Fi 6Eエコシステムの提供を発表した

 Qualcommの提供するWi-Fi子機向けの「Qualcomm FastConnect 6900」、家庭用ルーター/アクセスポイント向けでメッシュにも対応する「Qualcomm Immersive Home」、法人用ルーター/アクセスポイント向けの「Qualcomm Networking Pro Series」の3つのプラットフォームを採用するWi-Fi 6E対応製品が、日本国内で6GHz帯の動作認定を受けられるようになるという。

Wi-Fi子機向けプラットフォーム「Qualcomm FastConnect 6900/6700」発表時のスライド

 Qualcommによれば、ソニーからはスマートフォンが、NECパーソナルコンピュータからはWindows 11搭載ノートPCが2022年後半から2023年初旬に発売される予定。また、6GHz帯を用いるWi-Fi製品は、現在22カ国以上で利用可能になっているという。

 今回の発表に寄せて、既にWi-Fi 6E対応ルーターを発表しているNECプラットフォームズ株式会社の小松正樹氏(営業推進本部データネットワーク営業推進部長)は、「我々とQualcomm Technologiesは、Wi-Fiプラットフォームで長年にわたり協力している。このマイルストーンは、日本の混雑した電波環境を劇的に改善するもの」と述べている。

 ソニー株式会社の木山陽介氏(モバイルコミュニケーションズ 事業本部 統括部長)は、「6GHz帯を利用したWi-Fi 6Eシステムの採用で、全てのスマートフォンユーザーのユーザビリティがさらなる向上が期待され、我々がこの一翼を担えることを嬉しく思う」と述べている。

 NECパーソナルコンピュータの伊藤泰久氏(執行役員常務)は「Wi-Fiにおける6GHz帯の可用性が、ビデオ会議やARなどで、2.4GHz帯や5GHz帯が抱えていた潜在的な問題を解決することを願っています。これにより、NECコンピューティングユーザーの速度と応答性が劇的に向上します」としている。

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