美味そうな蕎麦にありがちなパッケージというものがある。まず少量であること。多くても250gまでが望ましい。次に、達筆であること。ギリ読める程度が良いだろう。そして最後に「金色」が使われていること──。
それらをすべておさえたパケが、今回の『信州 八割そば』であろう。しかもこやつ、「古風なイラスト」まで付いている。どう考えても美味そうであるが、肝心なのは中身である。はたして、その実力とやらは……!?
ちなみにこちらの商品の製造者は、「古来本づくり本舗株式会社沢製麺」と、これまた美味そうな会社名。そして内容量は240gの3人前(1人前80g)と、またしても “美味そう条件” を満たしている。これは期待……!
デカい鍋にたっぷりのお湯を沸かし……
強火で5分ほど茹でたら……
ハイ完成。
して、そのお味は──
細い。これまた細いねぇ。どうも最近は細麺に当たる確率が高いねぇ。ずずっと、すすりやすい蕎麦ではある。そして今回も食べれば食べるほど蕎麦の味をジンワリと感じてくるスロースターター系の蕎麦であった。なお、薄めの蕎麦湯は出る。
家か外かでいえば家かなぁ。ギリギリ家かと。外に出ようとしたら雨降っていたみたいな。どうも “美味そうな蕎麦のパッケージ” である場合は、三振ではないが一塁打くらいで終わる確率が高い気がする。今後もパッケージとの相関関係に注目していきたい。
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24