ソニーが2022年6月29日にゲーミングデバイスブランド「INZONE」の立ち上げを発表しました。そのINZONEから、ソニーの360立体音響技術を導入したPCゲーマー向けヘッドセット「INZONE H9」「INZONE H7」「INZONE H3」が2022年7月8日に登場。PlayStation 5に似た白と黒のツートンカラーの見た目のINZONEヘッドセットシリーズ3種を実際に触る機会を得られたので、手に取ってしげしげと眺めてみました。
ソニー発、ゲーミングギア「INZONE」| ゲーミングギア インゾーン| ソニー
https://www.sony.jp/inzone/brand/?s_pid=jp_/inzone/_top
INZONE H9・INZONE H7・INZONE H3のパッケージはこんな感じ。INZONE H9とINZONE H7は無線ヘッドセットで、INZONE H3は有線ヘッドセットです。
最初に有線のINZONE H3を開けてみました。
内容物はINZONE H3本体、取扱説明書・保証書・サポート登録のすすめ、ステッカー、オーディオ端子-USB Type-A接続ケーブルです。
INZONE H3本体。
重さは実測で310gでした。
ヘッドバンド部分のクッションは柔らかく、ふわっと沈み込むような感触。
ヘッドバンドの右側にはソニーのロゴがありました。
イヤーカップ(R)
イヤーカップの内側はこんな感じ。内蔵ドライバーユニットは40mmドーム型(CCAWボイスコイル採用)とのこと。クッションはナイロン製です。
イヤーカップ(L)には単一指向性のエレクトレットコンデンサーマイク(ECM)がついています。
イヤーカップ(L)の後方には音量調節ダイヤルがあります。
接続は3.5mmの金メッキ4極ミニプラグ。ケーブルの長さは約1.2mです。
実際に装着して正面から見るとこんな感じ。
左側から見たところ。マイクの角度は自由に変更できます。
さらにマイクの軸部分は柔らかく、内側に曲げることができます。
音量を調節するときは、以下の画像のようにイヤーカップ(L)の後ろにある音量ダイヤルを操作します。イヤーカップはすぽっと耳を覆う感覚で、クッションもやわらかく、装着していて頭が締め付けられるようなきつさもありません。重量は約300gということで軽いのですが、INZONE H3は有線なので、ワイヤレスのイヤホンやヘッドホンに慣れていると、長いケーブルが少しわずらわしく思うかも。
続いて、INZONE H7を開けてみました。
中身はINZONE H7本体と無線接続用のUSBドングル、USB Type-A to USB Type-Cケーブル、取扱い説明書・サポート登録のすすめ・保証書・ステッカー。
本体の重量は実測で318g。
イヤーカップ(R)はこんな感じ。INZONE H7のイヤーカップ自体はINZONE H3のものとほぼ同じですが、付け根の部分の構造が少し異なります。
また、ワイヤレスヘッドセットということで、イヤーカップ(R)にはゲーム音声とチャット音声の音量を調節するゲーム/チャットバランスボタン・Bluetooth接続ボタン・電源ボタンが配置されています。なお、対応しているBluetoothのバージョンは5.0です。
イヤーカップの内側。内蔵ドライバーユニットは40mmドーム型(EDCCAボイスコイル採用)で、振動板はPET Filmとのこと。内側のクッションの素材はINZONE H3と同じくナイロンですが、形状はINZONE H3と少し異なり、装着感がアップしています。
イヤーカップ(L)についたマイクは、INZONE H3では黒色でしたが、INZONE H7では白色。マイクのタイプもECMであるのは同じですが、単一指向性ではなく両指向性になっています。
INZONE H7はワイヤレスヘッドセットなので、イヤーカップ(L)にはUSB Type-Cの充電ポートがあります。連続使用時間は公称で40時間です。
PCと接続するためのUSBドングルはこんな感じ。
裏には型番や技適マークなど。
側面にはPS5とPCの切り替えスイッチがありました。
実際に装着したところを正面から見たところ。実際にINZONE H7をつけてみると、INZONE H3よりも周囲の音を遮断する性能が高いと感じました。
INZONE H7はINZONE H3と比べておよそ20g重くなっています。装着する前は果たして差があるのかと思いましたが、実際につけるとやはりINZONE H3よりも重量感があるように思いました。それでも重すぎるということはなく、むしろ安定感につながるような印象があります。
そして、最上位モデルであるINZONE H9を開封。
内容物はINZONE H7と同じで、本体とUSBドングル、USB Type-A to USB Type-C接続ケーブル、取扱説明書類。
INZONE H9本体
重量は実測で327gでした。
一見するとINZONE H7と同じですが、ノイズキャンセリング機能を搭載しているINZONE H9の両イヤーカップには外音取り込み用のセンサーがあります。
イヤーカップの内側はこんな感じ。内蔵ドライバーユニットは40mmドーム型(EDCCAボイスコイル採用)で、振動板はPET Film。クッションの素材は「ソフトフィットレザーイヤーパッド」となっており、INZONE H3・INZONE H7と異なります。
マイクのついているイヤーカップ(L)のUSB Type-C充電ポートとマイク音量調節ダイヤルの間に、ノイズキャンセリングモード/外音取り込み(アンビエントサウンド)モードを切り替えるNC/AMBボタンがあります。
INZONE H9を装着して正面から見たところ。INZONE H7よりもさらにイヤーカップの遮音性は向上している印象。
INZONE H9を装着したところを左側面から見るとこんな感じ。
INZONE H9は電源を入れると、イヤーカップの根元が光る仕様となっています。実際に電源を入れるとどんな感じで光るのかは、以下のムービーを見るとよくわかります。
ソニーのPCゲーマー向けワイヤレスヘッドセット「INZONE H9」は電源を入れると光る – YouTube
[embedded content]
NC/AMBを入れるとノイズキャンセリング機能がオンになります。WH-1000XM5やWF-1000XM4といったノイズキャンセリング機能搭載ワイヤレスヘッドホン/イヤホンをリリースしているソニーのノイズキャンセリング技術はINZONE H9にも応用されています。ノイズキャンセリング機能がオンになると、ずっと聞こえていた換気扇の音がぴたっと聞こえなくなりました。
INZONEヘッドセットを実際に使ってみた記事は後日公開予定です。
INZONEヘッドセット3種はAmazon.co.jpで取り扱い中で、INZONE H9が税込3万6300円で、INZONE H7が税込2万8600円で、INZONE H3が税込1万2100円で購入可能です。
<つづく>
この記事のタイトルとURLをコピーする