Activision BlizzardはモバイルゲームでPC&ゲーム機の合計よりも多くの売上をたたき出していることが明らかに

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コール オブ デューティシリーズやディアブロシリーズ、オーバーウォッチシリーズなどを手掛ける大手ゲームメーカーのActivision Blizzardが、2022年第2四半期(4~6月)の決算を発表しました。同期において、Activision BlizzardはPCゲーム関連とPlayStationやXboxといった据え置き型ゲーム機関連の売上合計を、モバイルゲーム関連の売上が上回っていることが明らかになっています。

Activision Blizzard 10Q 2022 Q2 Quarterly report | ATVI Filing
https://docoh.com/filing/718877/0001628280-22-019955/ATVI-10Q-2022Q2

Activision-Blizzard made more from mobile than consoles + PC combined | TweakTown
https://www.tweaktown.com/news/87777/activision-blizzard-made-more-from-mobile-than-consoles-pc-combined/index.html

Activision Blizzardが2022年第2四半期の決算を発表しました。同期における売上はPlayStationやXboxなどの「ゲーム機関連」が3億7600万ドル(約500億円円)、「PCゲーム関連」が3億3200万ドル(約450億円)、「モバイルゲーム関連」が8億3100万ドル(約1100億円)、配信やオーバーウォッチ・リーグコールオブデューティーリーグといったプロeスポーツリーグ関連の売上を含む「その他」が1億500万ドル(約140億円)で、合計が16億4400万ドル(約2200億円)でした。モバイルゲーム関連の売上はゲーム機・PC・その他の3つの分野を合計した売上を上回っており、売上全体の51%を占めています。

中でも特にActivision Blizzardの売上に一役買ったのが、強烈な課金要素が話題となった「ディアブロ イモータル」です。なお、ディアブロ イモータルはリリースからわずか2週間で2400万ドル(約32億円)の売上を記録していることが明らかになっていました。

強烈な課金要素で悪名をとどろかせた「ディアブロ イモータル」がリリースからわずか2週間で32億円超を売り上げる – GIGAZINE


ディアブロ イモータルの好調もあり、Activision Blizzardのモバイルゲーム関連の売上は8億3100万ドルを記録。ディアブロ イモータルの他、キャンディークラッシュCall of Duty Mobileといった人気タイトルも、売上増に貢献しています。

Activision Blizzardの四半期ごとの売上および売上の内訳をまとめたのが以下のグラフ。モバイルゲーム関連の売上が堅調な成長を見せているのに対して、ゲーム機やPCゲーム関連の売上は2020年から2021年にかけてピークを迎え、2022年に入ってからは減少傾向にあります。


Activision Blizzard傘下のゲームスタジオのうち、最も売上に貢献したのはキャンディークラッシュなどの人気モバイルゲームを開発するキングです。モバイルゲーム関連売上の8億3100万ドルのうち、約82%を占める6億8400万ドル(約円920億円)がキング関連の売上です。

Activision Blizzardのロバート・コティックCEOは、「さまざまなフランチャイズに継続的なコンテンツを配信し続けることに期待しています。また、広告イニシアチブやモバイルゲームの一部タイトルなど、長期的な成長を促進する可能性があると思われる機会に投資し続けます」とコメントしました。

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