セブンイレブン限定「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。」は最高に面倒で、普通にうまい! 「最高にうまい」に至るため必要なものとは…?

ロケットニュース24

先日、ふらりと立ち寄ったセブンイレブンで とあるカップめんに目を奪われてしまった。

その名も「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。」。気づいた時にはもう商品に手が伸びていた。この商品名はズルいって! 否が応でも気になってしまう。

カップめんといったら手軽に食べられることが利点の1つ。その利点をわざわざ切り捨てて「最高に面倒」と表現するとは何事だろうか。実際にどのくらい面倒で、かつ、どれほどの味なのか確かめてみようじゃないか。


・日清「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。(税込429.84円)」

日清「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。」は、2022年7月26日より全国のセブンイレブン限定で発売されている。味は「家系豚骨醤油」で具材はシンプルに「焼きのり」のみ。それでいて429円もするので、かなり強気の値段だといえるだろう。

「最高にうまい」はよく聞く言葉だが、なにより気になるのが「最高に面倒」だというところ。記載された調理方法に沿ってとりあえず作ってみよう。


①フタを半分ほど剥がし、旨みだし・スープ・黄金鶏油・焼きのりの袋を取り出し、熱湯を内側の線までゆっくり注いでフタをする。

②スープ、黄金鶏油をフタの上で温める。

③5分後、フタを点線にそってはがし、静かに傾け、湯切り口から湯を捨てる。

④旨みだしを入れ、再度熱湯を内側の線までゆっくり注ぐ。

⑤スープを入れてよくまぜ、仕上げに黄金鶏油を回しかけ、焼きのりを添えてできあがり。


め……めんどくせぇ〜〜〜〜!!!!


わざわざデメリットに「最高」だなんて使わんでも……と思っていたが、実際に作ってみるとなかなにめんどくさい。

袋がたくさんあって入れる順番がそれぞれ異なっていたり、熱湯2度がけするためにお湯を2回沸かしたりと、いちいち確認しながらの作業で地味に時間が削られていく。

なんなら、セブンまで行かないと買えないのも、税抜398円・税込429.84円という絶妙な端数も人によってはめんどくさいと思うだろう。なんで小数点第二位まで使わなきゃならない値段設定なんだ……。


・面倒に面倒を重ねたラーメンは「最高にうまい」のか……!?

商品名の「面倒」に気を引かれてマイナス面ばかり上げてしまったが、「面倒」だが「最高にうまい」というのがこのラーメンのコンセプト。

たしかに今まで食べてきたカップめんとは違う! 麺はツルツルだし、黄金鶏油はこれでもかというくらいたっぷり。熱湯2度がけのおかげで麺もスープもアツアツのままだ。

スープはドロっとしていて濃厚、それでいて具材は海苔のみという潔さ。最初は物足りないかなと思ったけど、家系ラーメンのようにスープに浸した海苔をご飯に乗せてみたら最高! スープのコクや奥深さも相まって手が止まらなくなる。これは米必須のラーメンだな。


・結論:面倒だが普通にうまい

ラーメン通ではないのでガチの家系と比べられず申し訳ないが、いち消費者としては「色々面倒だが今まで食べてきたカップめんの中ではかなり美味しい部類」という結論に至った。最高とまではいかないけど普通に美味しい。

クセが少ないから万人受けしそうな味だし、手軽さを捨てた分、ちゃんと味にリターンがあると思えたな。なにより「面倒な作業を乗り越えた先に待っていた味」という体験が、より一層このラーメンを美味しく感じさせてくれた気がする。

ただ、正直に言うと海苔だけというのはちょっと寂しいかも。卵やホウレン草など、自分で好きな具材をトッピングすれば、より「最高にうまい」ラーメンに近づけることができるだろう。少なくともご飯は必須! 色々試してお気に入りの食べ方を見つけてみてほしい。


参考リンク:セブンイレブン「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.

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