音声読み上げフリーソフト「SofTalk」が、AQUEST社の音声合成ソフト「AquesTalk」への対応を終了したことが波紋を呼んでいる。
「SofTalk」はテキストを入力すると音声を入力してくれるフリーソフトで、ゆっくり茶番劇などで使われる「ゆっくりボイス」で知られているが、そのゆっくりボイスの中身にあたるのが他ならぬ「AquesTalk」であり、今回対応を終了したことで、ソフトの肝に当たる部分が存在しなくなることになる。対応終了までの経緯は「SofTalk」の中の人であるCNCC氏のブログにも詳しく書かれているが、利用者からはライセンスについて理解を示す声もある一方、SofTalkを経由して「AviUtil」でゆっくりボイスを使っていたユーザーを中心に、悲痛な声も多数上がっている。Twitterにある「初音ミクがボカロから離脱するようなもの」という例えが、今回の状況をよく表していると言えるだろう。ともあれ、競合の音声合成ソフトも黙っているはずはなく、今後の展開にも注目したい。