野口英世や福沢諭吉は威風堂々。 でも他の国の偉い人の堂々っぷりも興味津々。
外国のお札は面白い。旅行時に手に入れた手垢にまみれたお札は、他人へのお土産にしたらひいちゃうのでよくないけれど、自分にはとりあえず余ればいい土産になる。
表にはその国のえらい人の顔があって、裏にはその国を代表する景色だったり、絵画っぽいのがあったりする。安い札では100円以下、10円以下なんてものもある。それでその国の記念切手とかにも劣らないものが得られるのだからと、どっかの国に行く度に小銭をコレクションしている。
そんなこんなででいろんな国の紙幣が集まった。その中で米ドルとかユーロとか有名なのはおいといて、それ以外の通貨を見てみて、お札研究をしてみたい。紙幣を見て、全世界のえらい人の風貌とか表情を学びたい。ひげの蓄え方とか。
※2006年6月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。
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お札の表面で世界の偉人巡り…のはずが。
まずは表面から、諭吉さんよりも偉大な人は何処に。偉人なんで、コメントには注意して大切に扱いたいと思います。
と、人物を紹介したのだが、手持ちのお札を確認すると、どうも人でないのが表に鎮座しているのも多いのに気づく。
表に偉い人がいるのが当たり前の思っちゃうのは間違いだった。裏にも新たな発見があるのか?次ページで解明します。
お札の裏面も想定外
続いて裏面を見てみよう。日本のお札の裏は日本っぽい風景や絵巻などだが、外国のも景色かといえば、そうでもあるし、そうでもない。自分でも何言っているかイマイチだ。まぁ見ればわかるさ。
お札の表も裏も紹介したし、スリランカルピーは最後の登場になったけど、まだまだ続くよ。
中国とベトナムは似ている。
中国とベトナムは隣り合った国で、共産党による社会主義の国だ。そのせいか、どちらも似たような国を創ったその国のお偉いさんである中国なら毛沢東、ベトナムならホーチミンが多くの紙幣にのっている。
でもよく見ると、そのお偉いさんをアプローチがちょっと違う。ベトナムを見てみよう。
ベトナムのお金はドン。今回手持ちにあったのは、左下から200ドン、500ドン、1000ドン、2000ドン、10000ドン、20000ドン、50000ドン札。10000ドン札のみが横顔なのがポイント。真中の価値の10000ドンだけ横顔という、その発想が好きだ。
また中国では毛沢東について色が違うだけだったが、
ベトナムドンはよく見るとホーチミンおじさんのオーラの出かたが違うのだ。左は20000ドン、右は50000ドン。右のほうがオーラが強いのだ。きっと。
そのお金、プライスレス。
ベトナムドンは100000ドン札なんてものまである。10万ドンなんていうとすごそうだが、10万ドンで700円。給料で21万円分のベトナムドンをもらったら、3千万ドンもらうことになる。なんだかどっかのヒルズのマンションが年収で住めそうな気がしてきた。
ベトナムドンはすごい。しかしこの上をいく紙幣が過去にはあった。トルコの通貨トルコリラだ。
1999年にトルコに行ったが、このとき1ドル=54万トルコドルだった。2002年には1ドル=157万トルコリラまでなった。
ところが2005年に100万トルコリラが新1トルコリラになってしまった。なにか寂しい気がした。
なんだか本題の紙幣の絵の研究とは全然関係ない話にどっぷり浸かっちゃったところで、とりとめもなくお開きにしたいと思います、ハイ。