【話題】ポケモンGOとリンクするソーシャルアプリ「Niantic Campfire」を使ってみた! 主要な機能とメリット & デメリットは?

ロケットニュース24

2022年7月、かねてから噂されていたナイアンティックのソーシャルアプリ『Niantic Campfire(ナイアンティック キャンプファイヤー)』が、一部のユーザーを対象に配信開始となった。

『Niantic Campfire』は「ポケモンGO」「イングレス」「ピクミンブルーム」などと密接にリンクしており、ざっくり言えば「位置情報」や「チャット機能」を備えたアプリとなっている。この記事では主要な機能とメリット、そしてデメリットをお伝えしよう。

・一部のユーザーに先行配信

あくまで推測の域を出ないが、現在『Niantic Campfire』が利用可能なポケモンGOユーザーは「ポケモンGOフェスト@シアトル」のチケットをお持ちの方のみと言われている。ナイアンティックは「今後数カ月の間に日本でも展開が開始されます」としているから、まだの方もそのうち利用できるようになるハズだ。

さて、シアトル行きが決定している私、P.K.サンジュンは、早い段階で『Niantic Campfire』に触れることが出来たのだが、とりあえず判明した機能は大きく3つ「位置情報」「チャット」「コミュニティ」である。それぞれ以下で解説しよう。


・機能その1: 位置情報

アプリに位置情報を許可することで「現在地」が反映され、周囲のジムや現在出現しているレイドボスが表示される。また、半径1km(?)のジムに目印をつける「フレア」を点灯させると、フレンドに通知が届く仕組みだ(フレアはフレンド以外のユーザーも確認可能)。

フレアは「これからこのジムに行くよー」「ここのレイドに招待します」「フレアが〇個付いてるからレイドが成立するかも!」という意味合いで使える……のかもしれない。運用が始まってからでないと何とも言えないが、ひとまずは「近場のジムに目印を付けられる、フレアという機能がある」と覚えておくといいだろう。

ちなみに現在地の情報はメッセージ機能を経由して、フレンドに共有することも可能(1時間後に消滅)。逆に言うと、自ら共有しない限り、現在地が特定されるリスクはさほど高くない。基本的にはフレンドと合流する際などに使用される機能になるハズだ。


・機能その2: チャット機能

フレンドとはチャット機能を利用して会話ができる。つまり「これまで連絡先がわからなかったフレンドにコンタクトできる」ということに他ならない。ユーザーによっては “待望のメッセージ機能” と言えるだろう。

さらに言うとフレンドでない場合も “検索機能” を使えばメッセージが可能となっている。ポジティブに捉えれば「広がりの可能性がかなり高い」といえる一方で「知らない人からでもメッセージが届く可能性がある」というワケだ。


・機能その3: コミュニティ機能

ナイアンティックによると、コミュニティ機能は「自分の周辺の地域にあるコミュニティにいる他のプレイヤーが見つけやすくなります。タブ内の発見ページを開くことで、新しいコミュニティに参加したり、イベント予定を調整したり、新しいプレーヤーと出会ったりすることができます」とのことである。

……が、正直、私はまだ手を出していない。理由は「参加したらじゃんじゃんフレンド申請が来そうで怖いから」だ。ただし、これまでソロで活動していたトレーナーにとっては、リアルで会えるフレンド作りの大きなきっかけになるに違いない。


ざっと以上が『Niantic Campfire』の大まかな機能であるが、ここからは現段階で感じたメリットとデメリットをご紹介していこう。

・メリットとデメリット

最大のメリットはやはり「これまで連絡が付かなかったフレンドにコンタクトできること」である。ただギフトのやり取りだけだったキラフレンドと “キラ交換” ができるようになるのはメチャメチャ大きいメリットだ。

一方で「やろうと思えば誰にでもメッセージ & フレンド申請できる」のはデメリットにもなり得るだろう。フレンド以外からのメッセージは「メッセージリクエスト」の設定で遮断できるから、特に女性トレーナーは早めに設定しておいた方がいいかもしれない。

また、安易に位置情報を共有してしまうと「家バレ」や「職場バレ」などに繋がる恐れもある。特にフレアはフレンド以外のプレイヤーでも確認できる & 半径1km以内という制限があるため、それなりの精度で場所が特定されてしまう……かもしれない。

・元も子もないけれど

要するに『Niantic Campfire』はメチャメチャ便利なアプリである一方で、最終的な運用方法は「プレイヤーの善意に任されている」と言っていいだろう。これはLINEを始めとする各種ソーシャルアプリと同様だが、慣れるまではある程度の自衛が必要になるハズだ。

先述のように、メッセージ機能は許可をしない設定も可能だし、なんなら “ブロック機能” も備えている。さらにいえば『Niantic Campfire』を使わなくても、これまで通り「ポケモンGO」などはプレイできるため「どんなアプリかわかるまでしばらく手を出さない」という選択もありだろう。

1つだけ言えるのは『Niantic Campfire』の実装により「ポケモンGOなどのゲームがこれまでよりも楽しくなる可能性を大いに秘めている」ということ。特に1人黙々とプレイしていた方にとっては、かつてないきっかけとなるハズだ。悪用されないことを切に、切に願う。

まあ、個人的にはアカウントを晒してしまっている関係で「死ぬほどメッセージが来るんだろうなぁ」と思うと暗澹(あんたん)たる気持ちであるが、私、深キョン以外からのメッセージは全部無視しますから! 逆にいつか深キョンに探してもらえるまで遮断もしませんから!!

……と、戯言はさておき、結局のところ『Niantic Campfire』は「ユーザーの使い方次第」となるのではないだろうか? 真面目な話「きちっと把握できるまでは手を出さない」でも全然OKだと思います。ただし、メチャメチャ便利なアプリであることは間違いありません。

参考リンク:ナイアンティック公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:c2022 Niantic, Inc. c2022 Pokemon. c1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ScreenShot:Niantic Campfire(iOS)

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