LATEGRA、小学館とメタバース「S-PACE」β版の開発を発表

CNET Japan

 XR技術を駆使したライブエンターテインメントをプロデュースするLATEGRAは6月30日、小学館との共同プロジェクトにおいて、メタバース「S-PACE」のβ版を開発したと発表した。

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 同社によると、S-PACEはユーザーフレンドリーでコンテンツファーストな新しいメタバースとして展開。幅広い層のユーザーが誰でも気軽に楽しむことができることを第一に設計されており、ヘッドマウントディスプレイや特別なアプリのダウンロードは必要なく、スマートフォンやタブレット、PCを使って楽しめる仕様になっているという。

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 老若男女、国内外問わず、ファンに親しみやすいデザインとして、コミック調のアバターデザインを採用。コンテンツの世界観やカルチャーを表現した空間を提供する。

 また、3Dモデルの最適化・データ軽量化を追求しており、ポータル空間として、他の空間や既存のメディア・ECサイトへの行き来がAPIで容易に可能となっている。

 ユーザーを飽きさせない仕組みとして、定期的に変わるコラボイベントのほか、ミニアクションが行われる「イベントブース」や機能を用意。企業やブランドを巻き込んだ施策を実施していくという。

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 加えて、増改築やスペースのレイアウトが変更しやすいワールド設計で、今後続々建物やコンテンツを公開する予定。また、各誌がもつ豊富なメディア記事を空間サイネージに表示するほか、広告の運用も行っていく。

 同社では、段階的に機能・サービスのアップデートを予定。6月〜をPHASE1(スタートアップ期)として、ポータル空間から繋がる小学館IPを用いた個別の空間を展開。初期コンテンツや広告メニューの試験運用を行うほか、ユーザーアバター・同時接続の導入を秋に予定する。なお、一般公開は8月を予定。

 12月〜をPHASE2(アクセラレーション期)として、XRコンテンツを拡大するほか、ID・アバター機能を本格化する予定。また、決済・課金機能の搭載や他企業によるS-PACEへの参入・出展も実施する。

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 2023年10月〜はPHASE3(転換期)として、クリエイター応援する仕組みや、経済活動・創作活動など独自のエコシステムの構築を行うという。

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