日鉄興和不動産、体組成計を床に埋め込んだ分譲マンション–日常から健康を意識

CNET Japan

 日鉄興和不動産は6月22日、凸版印刷が開発した、生活動線からデータを収集し健康習慣をサポートするサービス「cheercle(チアクル)」を、6月25日より分譲マンションに導入すると発表した。


「cheercleメーター」(左)と「cheercleミラー」(右)のイメージ

 cheercleは、生活動線上の自然な動きの中でデータを収集し、クラウド上での情報の蓄積、管理するサービス。今回、日鉄興和不動産が東京、台東区三ノ輪に11月竣工予定の「リビオレゾン三ノ輪パークフロント」の一部に、同サービスを導入する。

 リビオレゾン三ノ輪パークフロントでは、単身者やDINKSをターゲットとした、2LDKタイプの洗面所空間に、床埋め込み型で体組成計が内蔵されている「cheercleメーター」、センシングと表示機能を備えたタッチパネルによる操作が可能な洗面空間向けの「cheercleミラー」を標準装備する。

 毎日の生活の中で、体重や体脂肪率、BMIや肌温度などの情報を測定し、「cheercleプラットフォーム」にストックし、測定結果は、cheercleミラーやスマートフォンでいつでも確認が可能だ。

 日鉄興和不動産が運営するリビオライフデザイン総研では、2018年度より「単身男女のマンション志向性とライフスタイル」についての調査を実施しており、2021年度の調査では、「将来不安に感じていること」として、「ずっと健康でいられるか」が前年度の調査に続き最も多い結果となったという。

 日鉄興和不動産では、シングルライフにおける健康への不安、昨今の社会情勢を鑑みた日常的なヘルスケアサービスへのニーズの高まりを踏まえ、毎日の健康管理が可能な、cheercleの導入を決定した。

 なお、今回は単身者やDINKS をターゲットとしたプランに実装することで、ラボの調査に基づくターゲットのニーズに応えつつ、次のスパイラルアップした取り組みに向けたデータ取得を実施する予定。

 今後は分譲マンション内に限らず、地域とも連携したヘルスケアサービス提供の検討や、リビオシリーズ全体でのヘルスケアサービスのブラッシュアップを進める考えだ。

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