しばらく放置が続いていた100万円で買った古民家。なぜほったらかしにしていたのかというと、ずばり、いろいろと忙しかったからである。
しかしこのままでは朽ちていく一方……ということで、再生に向けて本腰入れて動き出すことに。とりあえずやるべきことは、倒壊した物置小屋の撤去からと判断。マイナスな状態を、まずはゼロにしようという魂胆だ。
そんな物置小屋の撤去は、とてもじゃないがプロの力も借りないと絶対に無理! そこで、さまざまな方法で数々の業者さんに見積もりを出してもらったのだが、最終的に「この人にお願いしよう」となったのは……
有限会社豊美園の小川さん(以下、小川さん)。見積りの価格的にも、そして人柄的にも、小川さんがピッタリだと判断したのであった。
実際に現場をくまなくチェックする小川さん。物置小屋の大きさから壊れ具合、そして重機が入るかどうかなども確認したうえで、我々に対してこう言った。
「これはテゴワシだな……」
それに対し、我々(羽鳥&中澤)も「ですよね、テゴワシですね……」「テゴワシだよなぁ……」とウンウン納得していたのだが、
「重機は入らない。だからテゴワシだ……」
「それは本当にテゴワシですね……」「テゴワシっすよね……」
「ウチから若い衆を二、三人派遣する。そして、ロケットさんの方からも3人くらい出してもらって、一緒にテゴワシするのが一番良いと思う」
_人人人人人人人人人_
> ……テゴワシ! <
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そう、小川さんが言っていた「テゴワシ」は、「手強し(てごわし)」ではなく「手壊し(手作業で壊すこと)」だったのである! 楳図かずお先生の「グワシ!」の発音だったから、ついつい「テゴワシ!」かと思って相槌をしてしまった……。
それはどうでもいいとして、今後の予定としては、とりあえず「テゴワシ」の前に “雑草などを刈り取ってテゴワシ作業しやすくしておこう” という手順と相なった。ついに動き出した古民家再生。次回へ続く!