2022年6月7日に開催された開発者向けイベント「WWDC22」で発表されたApple独自開発のSoC「M2」チップのGeekbench 5によるベンチマークスコアと思われる結果が公開されています。
Apple’s M2 Delivers Respectable CPU Gains Over M1, but GPU Performance Gets a Spectacular 50 Percent Bump
https://wccftech.com/apple-m2-vs-m1-cpu-and-gpu-performance-leak/
M2がどんなSoCなのかは以下の記事を読むとよくわかります。
Appleの次世代Mac向けチップ「M2」はゲームチェンジャーになりうるのか? – GIGAZINE
M1のCPU性能を評価するシングルスコアとマルチスコアが以下。マシンの「Mac 14,7」が、WWDC22で発表されたM2搭載MacBook Airなのか、未発表の新型Macなのかは不明。GeekbenchのデータベースによるとM1でシングルスコアが約1700・マルチスコアが約7000なので、M2はシングルとマルチの両方でM1より性能が向上しているとみられます。なお、M1の上位モデルであるM1 Proはシングルスコア約1700・マルチスコアが約9000、さらに上位モデルのM1 Maxがシングルスコア1700~1800・マルチスコアが1万1000~1万2000といったところです。
Mac14,7 – Geekbench Browser
https://browser.geekbench.com/v5/cpu/15482594
また、スコア結果にはM2のクロック周波数が3.49GHzであることも示されています。
グラフィック性能を示すMetalスコアが以下。前世代のM1がおよそ2万2000前後なので、Metalスコアも向上しているといえます。GeekbenchのデータベースでMetalスコアだけみれば、M2のグラフィック性能はAMD Radeon Pro 5500Mと同等といえます。なお、M1シリーズの他のチップのMetalスコアはM1 Proが4万前後、M1 Maxが6万5000程度、M1 Ultraが9万5000程度です。
Mac14,7 – Geekbench Browser
https://browser.geekbench.com/v5/compute/4981339
M2のMetalスコアについては別の結果も発見されており、2万9832というスコアを叩き出しています。
Mac14,7 – Geekbench Browser
https://browser.geekbench.com/v5/compute/4981649
Geekbench 5によるM2のスコアを発見したガジェット系YouTuberのVadim Yuryevさんは「2万9832というMetalスコアはかなり印象的です」とコメントしています。
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