クリエイティブな作業が場所を問わずに行なえる。グラフィックデザイナーの心をとらえた「FMV LOOX」

GIZMODO

同じように見えてちょっと違う。そんな道具こそ、面白い。

今まで知らなかったモノと出会うと、人は驚いたり感動したりするもの。新しいツール、斬新な作品、初めての場所。クリエイティビティってやつは、そういうところから刺激を受けるものですよね。

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富士通クライアントコンピューティングから新しく発売されたPC「FMV LOOX」。これもまた、既成概念にとらわれない可能性を秘めたツールです。単体では超軽量のタブレットとして、別売の「FMV LOOX キーボード」を使用すればWindows PCとしても使える、ニュースタンダードな使い心地が特徴。

第一線で活躍するクリエイターは、この「FMV LOOX」をどのように活用するのか。アートディレクター/グラフィックデザイナーの土井宏明さんに使ってもらい、その感想をうかがいました。

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土井宏明さん。有限会社ポジトロン主宰。デザイン全般、広告、ポスター、パッケージ、エディトリアル、ロゴ開発、サイン計画などを手掛ける。代表作にはフィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(早川書房)の装幀など多数。

縦横どちらでも使えることで「何かを描きたい」気持ちにさせてくれる

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── 「FMV LOOX」を手にした第一印象を聞かせてください。

土井さんとにかく縦横の比率が独特で、印象的でした。普段使っているPCよりも横長で、それが紙の感覚に近いというか。

── 紙に絵を描く感覚でPCを触れる?

土井さんそんな感じです。横にしても縦にしても使える、そういう自由なところも紙を想起させてくれる。「何かを描きたい」気持ちにさせてくれますね。横にすると子どものころに紙を横にして絵を描いていた感覚を思い出しますし、縦にするとA4を縦にしたときと近い感覚で作業できるので、紙媒体のデザインをするときに利便性が高いです。

── どのように利便性が高いのですか?

土井さん紙媒体のデザインをする場合、縦にすることによって1ページ全体を表示できるので全体像を把握できるんです。

── なるほど!

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土井さん縦にしたときの印象は他のタブレットなどでは感じたことのない新鮮さで、この印象には未知のクリエイティビティを刺激されました

洗練された質感が心地よさを与えてくれる

── プロダクトとしての質感はいかがですか?

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土井さん削り出しのアルミボディが洗練されていますね。触っていて気持ちが良いです。あと、タッチ操作は画面に指紋がつくのが気になるところですが、指紋がつきにくい仕様なのでしょうか、あまりつかなくて快適でした。

── 普段はどのような環境で仕事をされているのですか?

土井さんデスクトップPCが2台とタブレットです。

── なるほど。ということはタブレットとPCの良いところを併せ持ったパソコンを使うのは初めてということですね。土井さんの環境に「FMV LOOX」が加わったらどう活用できそうですか?

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土井さん実際にグラフィックの制作にも使ってみたのですが余裕で使えたので、外出先でもフレキシブルに仕事ができるようになると思います。場所にとらわれない制作が実現できるのはうれしいですね。操作面でいうと、ペン(別売の「FMV LOOX ペン」)での描画と指先でのピンチインアウトをスムーズに行き来できるので直感的に作業できると感じました。

── その直感性はタブレットに近いですね。それに加えてPCのアプリケーションが動くのが「FMV LOOX」の魅力です。

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土井さんいわゆるPC的なスタイルで使う場合にはスタンドが頑丈で良いですね。かなりグっと押しても支えてくれるので、ペン(※)で描きやすいです。

最も必要な場面で、卓越したパフォーマンスを発揮。パワフルなCPUがクリエイティビティを推進

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── 実際に作業をしていただいた中で、スペックについてはどう感じましたか? いまはPhotoshop(別売)を開いていますが、見る限りプレビューもペンツールもサクサクと動いていますね。

土井さんはい、全くストレスなく使えました。これはどのくらいのスペックのマシンなのですか?

── インテルの第12世代のプロセッサーを採用しています。「FMV LOOX」にはCore i5とi7のモデルが用意されているのですが、土井さんに使っていただいたのはCore i7のモデルです。第12世代CPUの特徴は、そのパワーでクリエイティブな作業のパフォーマンスが高まったり、ゲームが快適に楽しめたりすることなので、土井さんのおっしゃるように普段の作業がストレスなくこなせることはメリットの一つだと言えます。

土井さんPhotoshop(別売)で、かなり多くのレイヤーがあるファイルでも問題なく動きました。負荷のかかるクリエイティブな作業にも安心して取り組めるのはありがたいですね。しかも、それが場所を問わずに行なえるのはメリットが大きいです。

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── そのパワーのおかげで周辺機器も快適に使えると思います。先ほどお話に出たペンはワコムとのコラボレーションによる「FMV LOOXペン」(※)です。こちらの使い心地はいかがでしたか?

土井さん遅延や描き味については何のストレスもありませんでした。ペンの反応はとても良いので、筆圧などの設定は使い込んで自分好みの描き味に調整したいですね。あと、持ち運んで使うことを考えるとマグネットで本体に取り付けられるのもいい。質感もマットで高級感があります。

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── 専用の「FMV LOOXキーボード」(※)の操作性やタッチ感などはいかがでしたか?

土井さんキーボードは気持ち良い打鍵感ですね。軽快というか、カチカチっと、打っていて気持ち良いです。僕はそれほど長文のテキストを書いたり書類作成をしたりはしないので、使わないときはキーボードが外せるのも利便性が高いです。

── 普段の制作は「FMV LOOX」と「FMV LOOXペン」(※)を使ったタブレットスタイルで、たまにメールを返したり文章を打ったりするなら「FMV LOOXキーボード」(※)を合体させたノートPCスタイルで、という感じですね。また、USB Type-CケーブルでデスクトップPCに接続するだけで、データのやり取りやディスプレイのミラーリングが可能な独自機能「クリエイティブコネクト」があります。これも土井さんの作業に活用できそうですか?

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土井さんデスクトップに引き絵を表示させて俯瞰で見た上で、「FMV LOOX」で拡大して描き込むような使い方ができますね。制作のブラッシュアップに活用できると感じました。

既存の環境では感じられなかった、未知との遭遇

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インタビューの終わりごろにも再び「繰り返しになりますけど、独特の縦横比と、縦でも横でも使えることが『何かを描きたい』気持ちにさせるんですよね」と述べていた土井さん。デスクトップPCのディスプレイに縦表示対応のものはあれど、頻繁に縦横を入れ替える人は少ないでしょうし、ノートPCは縦にしても縦表示にはなりません。土井さんにクリエイティブな刺激を与えたのは「FMV LOOX」独自の面白さなんだなと痛感しました。

クリエイティブ作業においては、インスピレーションこそがもっとも重要。PCでありながらPCを超えた体験をもたらす「FMV LOOX」なら、従来のPCからでは得られなかったひらめきが訪れるかもしれませんよ。いざ、「FMV LOOX」がもたらす未知の世界へ!

※「FMV LOOXペン」「FMV LOOXキーボード」は別売(オプション)です。

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FMV LOOXについて詳しくはこちら
https://www.fmworld.net/fmv/loox/

Photo: 小原啓樹
Source: 富士通クライアントコンピューティング

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