ダイソーにおけるBluetoothイヤホンの代名詞といえば、『完全ワイヤレスイヤホン(税込1100円)』であるが、このところ『完全ワイヤレスイヤホンTWS(税込1100円)』なる商品も売られるようになった。
色で言うなら旧『完全ワイヤレスイヤホン』は黒で、今回の(新)『完全ワイヤレスイヤホンTWS』は白。ちなみにTWSは「TRUE WIRELESS STEREO EARPHONE』の略のようだが……その実力や、いかに!?
・主なスペック
まずは箱や説明書に書いてある主なスペックをダダッと羅列してみたい。
再生時間は約5時間で、ハンズフリー通話対応、Bluetooth5.0対応、音声アシスタント対応、通信距離は見通し約10m、再生周波数帯域20Hz〜20,000Hz、インピーダンス16Ω……と言った具合で、キャッチコピーは「圧倒的な装着感」だ。
本体ケースは、旧『完全ワイヤレスイヤホン』と比べると少しだけ高見えするようにはなっているが、AppleのAirPodsと比べると、やっぱり悲しくなるくらいに安っぽい。
だが、機能的にはしっかりしており、できることはAirPodsとそう変わらない。ケースに入れたら充電されて、ケースから出したら自動的に電源ON&自動ペアリングといった具合である。
実際にイヤホンを耳に入れてみると、そこはかとなく中国風な英語で「接続されました」的な音声が聞こえてきて、装着感も好(ハオ)であるが、「圧倒的な装着感」かどうかは……ウムムム。
それはさておき、いざ音楽を再生してみると……
こ、これは……!!!
_人人人人人人人人人人人人人人人_
> なんかチャカポコしてる〜! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
以前の旧『完全ワイヤレスイヤホン』が圧倒的な重低音だったのに対し、今回のはスッカスカとは言わないまでもチャカポコした音質。
どんな感じなのかをライブハウスで例えるならば、一度ライブハウス内でカセットテープに録音した音源を、あらためてラジカセで再生している……的な感じだろうか。
あと、これはけっこう致命的だが、ちょいちょい接続が途切れがちになるのも気になった。正直、旧『完全ワイヤレスイヤホン』の方がオススメかも……。
仮にこちらが500円だったりしたら「まあ……」となるが、出来の良かった旧式と価格も同じ。連続再生時間も旧式より少ないうえ、音質がスチャポコとなると……うむむむ。「白いイヤホン」が欲しい人なら要チェック!
執筆:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24