早くハンズオンしたいですねー!
本日AppleがWWDCで発表した新MacBook AirとMacBook Pro、そこに搭載されるチップはAppleシリコン第2世代、M2です。M2は先代のM1と同じプラットフォームで構築されつつ、処理速度やメモリ帯域幅を向上させてます。って、まだハンズオンできてないんですけど、少なくともAppleはそういってます。
M2搭載マシンに触れるときは多分もうすぐくるので、そのあかつきには徹底ベンチマークしたいと思います。とりあえず今は、200億個のトランジスタ搭載でM1より速いCPU、GPUっていうAppleの言葉を受け取りましょう。
多分一番うれしいアップデートは、ユニファイドメモリが最大24GBで、前の16GBより増えてることです。Windowsのウルトラブックのいくつかで見られる32GBよりは少ないんですが、M1最大の短所がひとつ緩和された感じです。あとはユニファイドメモリ帯域幅も50%大きい100GB/sとなりました。
M2はM1と同じ5nmテクノロジーを使っていて、CPUは4つが性能コア、4つが効率コアっていう構成も変わらずですが、それぞれ強化してるのでマルチスレッド性能は18%アップしてるとのこと。10コアのWindows PCと比べると、4分の1の電力で1.9倍速いとAppleはいってます。
GPUはM1の8コアから10コアに増え、同じ電力レベルで25%、電力レベルをMaxに上げれば35%高い性能をうたってます。またWindows PCの統合型グラフィックスとの比較では、5分の1の電力で2.3倍速いそうですが、具体的にどの競合マシンと比べたのかは不明です。
WWDCのキーノートにはカプコンの伊集院勝氏が登場して、M2の性能をもっと具体的に語ってくれました。伊集院氏によれば、M2搭載MacBook Airでは、AppleのグラフィックスAPI・Metalの新機能MetalFX Upscalingを使うことで、『バイオハザード ヴィレッジ』を1080pでプレイできます。
AppleはM2の効率性も強調してましたが、MacBook Airのバッテリーライフは先代と同じ、動画再生では最大18時間とされてます。ただその効率性のおかげで、MacBook Airは完全にファンレスでありながら、負荷の高い処理では40%高いパフォーマンスを実現してます。
M2搭載マシンとしては今年これから、さらにパワフルなMacとかMacBook Proが出てくることにも期待ですね。