古いiPhoneやiPadでLinuxを動かそうとする有志の取り組みが海外で話題になっている。
これは、2013年~2014年ごろに発売されたA7もしくはA8チップ搭載のiOSデバイスでLinuxを動かそうという試み。現時点ではiPad Air 2でLinuxカーネルバージョン5.18を起動させることに成功している。これらの機種ではiOS/iPadOSのアップデートが提供されなくなりつつあるため、その代替となりうるソフトを動作させようというのが取り組みのきっかけだったようで、今回用いられたのは「postmarketOS」というAndroidデバイス向けのAlpine Linuxベースのディストリビューション。現時点では起動には成功したものの、ファイルシステムのマウントに至っておらず、今後どうなるかは未知数だが、うまくいけば同世代のチップを用いているiPhone 5sやHomePodでもこれらディストリビューションが動く可能性がある。気になる人は中の人のTwitterアカウントをフォローしておくとよいだろう。