サッカー元日本代表FW城彰二氏(46)が2022年6月2日にユーチューブを更新し、同日に札幌ドームで行われた国際親善試合の日本対パラグアイ戦を解説した。
試合は前半36分にFW浅野拓磨(27)のゴールで日本が先制。同42分にはMF鎌田大地(25)がゴールを決め前半を2-0で折り返した。後半に入っても日本は攻撃の手を緩めず同15分にMF三笘薫(25)、40分にはMF田中碧(23)が4点目を決め4-1で快勝した。
「堂安はコンディションがいいし体のキレすごかった」
試合を振り返る中で城氏はMF堂安律(23)と鎌田のプレーを高く評価。代表では20年10月の国際親善試合カメルーン戦以来の先発となった堂安は、前半42分の鎌田のゴールをアシスト。後半25分にはPKを決められず得点チャンスを逃したが、攻守にわたり存在感をアピールした。
城氏は「堂安はコンディションがいいし体のキレがすごかった」とし、「浅野がワントップで真ん中でポストプレーが出来ない。だからサイドに散らしてボールをキープする展開がすごく多く特に前半は堂安のところでしっかりキープしながら色々な仕掛けをしていた。あの辺はすごくいいし、乗ってるなという感じがした」と評価した。
鎌田のプレーに関しては「1人だけ落ち着きが違った」と評し、「体も強いしボールの置き所がすごいうまい。だから取られないし、相手が来ても簡単にいなしてパスをする。あの辺の落ち着きは凄いと思う。ワントップにボールがキープ出来ない選手だったら鎌田をインサイドハーフに使って起点を作らせるというのもひとつオプションとして増えたと思う」と鎌田の可能性に言及。
さらに「今まで鎌田選手は自チームではすごいトップ下みたいな形で色々やって活躍しているが代表ではなかなか活躍出来ていなかった。今回はすごくいいレベルで見せてくれたと思うから相当印象に残った」と続けた。