グーグル合同会社(Google)は5月30日、「パスワードとオンラインアカウントを安全に保つためのヒント」をGoogle Japan Blogにて公開した。個人情報保護委員会が主導して5月30日~6月5日に実施される「個人情報を考える週間」に合わせたもの。Googleでは、個人情報を守る「鍵」となるパスワードとオンラインアカウントの管理について、この機会に見直すことを呼び掛けている。
具体的には「パスワードとオンラインアカウントを安全に保つための10のヒント」として、以下の内容を挙げている。
- パスワードを複数のアカウントで使い回さないようにしましょう。重要なアカウントでパスワードを使い回すのは特に危険です。どこか1か所で第三者にパスワードを入手されてしまうと、メールや連絡先が漏れるだけではなく、金銭的な被害を受ける可能性もあります。
- パスワードは12文字以上にしてください。長いパスワードはさらに安全性が高まります。
- 英字(大文字と小文字)、数字、記号を組み合わせ、より強力なパスワードにする。
- 他人に知られている情報や簡単に見つかる情報からパスワードを作成しない。
- 作成したパスワードを他人に知られないようにする。
- パスワードの作成、保存、保護のためにGoogleパスワードマネージャーなどのパスワード管理ツールを使用する。
- パスワードを定期的に更新する。
- パスワードチェックアップを実行する。
- 他人にパスワードが漏れた場合に備えて、再設定用の情報を追加する。
- 2段階認証プロセス(2SV)を設定して、保護をより強化する。
さらに、「ひとつひとつのパスワードをすべて記憶するのは容易ではないからこそ、パスワードマネージャーの使い方を覚えることが大切」だと説明。「Googleパスワードマネージャーでアカウントを安全に保つ5つの方法」も紹介している。
同社は「最終的にはパスワードが不要な未来を創造するというミッションがあり、スマートフォンを利用した高度な認証に取り組んでいる。デジタルライフにパスワードが必要とされる限り、Googleパスワードマネージャーを活用してほしい」としている。