販売元に文句を言ったら『10秒で歯が磨ける全自動歯ブラシ』の新品が送られてきた…ブチギレ待ったなしのAmazon低評価検証「涙のリベンジ編」

10秒で歯がピカピカになる『360°超音波自動歯ブラシ（5999円）』をAmazonで購入したら、部品が足りないうえに全く動かないクソ商品だった……と、以前の記事でお伝えした。その後、写真付きで「もしかして不良品ですか？」と販売業者に問い合わせたところ……

数日後に「ご迷惑をおかけしました。大変申し訳ございません。新品を再送させていただきます。ミニプレゼントも出荷します。少々お待ちください」と連絡が来た。最初から新品をよこせと思ったのはさておき……後日ふたたび同商品がウチに届いたので再検証してみたい。

あらためて商品の特徴を紹介しておこう。買ったのは、マウスピースのような「ブラシヘッド」をくわえてスイッチを入れたら……1分間に1.5万回の振動が生まれる全自動歯ブラシ。1分で1.5万回なら10秒で2500回。すなわち鬼のスピードで歯がピカピカになるという仕組みだ。

さらに言うと、スイッチを入れると振動加速度が9Gに達するという。G（ジー）とは重力を基準とした加速度の大きさを表す単位で、スペースシャトルが大気圏に突入するまでに最大3Gかかるらしい。詳しくは分からないが、シャトルの約3倍のGで歯を磨くことになる。

レビューには「すぐ壊れた」「充電できない」などと酷評されていて総合評価は1。前回、私の元に届いた歯ブラシは全く使えなかったため「1000段階でも1」と最低評価を下した。さあ果たして、今回は無事に使えるのだろうか。頼むぞマジで。

箱の中身は同じ。ブラシヘッドは2個付属しているはずなのに今回も1個だった。文句を言った意味ねぇぇ。いやもしかしたら勘違いなのかも……と思って商品説明を再確認したら、かなり爽やかな画像に「ブラシヘッド2個付属」と書いてあった。マジでなめんなよ。

ま、でも10秒でピカピカに磨けるならOK……ということにしておこう。付属品をケチるような会社の商品がマトモだとは思えないが、反省して “新品” を送ってきたのだから「またもや動きませんでした」なんてことにはならないはず。

使い方は簡単。充電が完了したら（前回は約2時間、今回は満充電までに3時間以上かかった）本体からブルーの部分を取り出して、液体歯磨き粉を入れる。なければ、ペーストタイプの歯磨き粉をブラシヘッドにつけても良し。

本体にブルーの部分とブラシヘッドをセットして……

歯ブラシを口にくわえたら……

スイッチをON！

ブーン……

と音が鳴るだけでブラシは振動せず。全然磨けない……って、前回と全く同じじゃねえかァァアアアアア！　もしかしたら使い方が間違っているのかも……と思い、説明書を何度も読み返して、ついでに似たような商品を紹介しているYouTube等も確認したのだが……

使い方は間違っておらず。もっと言うと……ほとんどのユーザーが、マウスピース型の全自動歯ブラシを使用して「磨けない」「イマイチ」「何これ？」と疑問を抱いているようだった。たしかにユニークな発想ではあるものの、技術力は合格点に達していないのだろう。

というわけで、同商品に限らず「マウスピース型の全自動歯ブラシ」に興味をお持ちの方は、かなり慎重に購入を検討した方がいい。期待以上の効果は得られないだろう。私の評価は変わらず1。あと、ミニプレゼントは届きませんでした（なんなんだよ）。現場からは以上です。