「白って200色あんねん」アンミカ発言なぜ流行? 「言葉からにじみ出る圧倒的なポジティブ思考」識者が分析

J-CASTニュース

   「白って200色あんねん」――。モデルのアンミカさんがバラエティー番組で言い放ったフレーズがいま、脚光を浴びている。

   昨夏放送の「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ系)で、手元の白いタオルを褒める際に発した一言だ。放送からしばらく経った今春にネット上でミーム化し、一部では「流行語大賞狙える」との声も聞かれる。お笑い評論家は「言葉からにじみ出る圧倒的なポジティブ思考」がウケている要因だと分析する。

  • アンミカさん(2017年撮影)

    アンミカさん(2017年撮影)

  • アンミカさん(2017年撮影)

大悟「オモロっ」松本人志「心打たれた」

   アンミカさんが出演した「人志松本の酒のツマミになる話」は、「酒のツマミになれば何をしゃべってもOK」というコンセプトのもと、出演者がお酒を飲みながら語り合うトーク番組だ。元々はダウンタウン(松本人志さん、浜田雅功さん)の冠番組「ダウンタウンなう」の特別編という扱いだったが、同番組が2021年3月で終了したのに伴い、その後継として独立。同年4月に放送を開始した。

   21年8月20日の放送では、松本さん、千鳥のノブさんと大悟さん、ジャングルポケットの斉藤慎二さん、歌手の清水翔太さん、モデルの土屋アンナさん、そしてアンミカさんが出演。番組中、「鼻につかない程度の自慢話」がトークテーマにのぼった。

   「猫に威嚇されても怖くない」(松本さん)、「熱いものが平気」(土屋さん)、「海面の輝きを見分ける力がある」(大悟さん)、「身体のターンがうまい」(斉藤さん)など、出演者の自慢話が展開される中、アンミカさんは「ホンマは、ものすごいキツいこと言ってるように見えんねやろうけど、物事を悪く言うの苦手やねん」「ちっちゃい物のいいところを、コップ1個でも、タオル1個でも、探すのが好き」と話した。

   これを聞いたノブさんが「そのタオルも褒めれます?」と手元の白いタオルを褒めるよう求めると、アンミカさんはこう切り出した。

「白って200色あんねん」

   これに出演者たちは身体をよじらせて大爆笑。大悟さんは「オモロっ」、松本さんは「心打たれた」とコメントした。

   その後、「褒め」の続きを求められたアンミカさんは、

「この凹凸感が汚れを綺麗に取りつつ、黄みがかってるタオルやったら、黄色いからパッと手を拭くときに『手の色ちょっと汚かったちゃうん?』と思うのが、ブルーがかってる綺麗な白よ、200色の中でも。だからこう、手にした瞬間に、手も綺麗に乱反射で見える。汚れもしっかり取れる。それでいて毛同士もしっかりと絡まる。毛羽立ちが程良いから、畳んだ時も綺麗に畳める。使えんな、この子」

   と畳みかけ、スタジオを沸かせた。

   「通販番組の女王」とも評されるアンミカさんの話術に、松本さんは「天職や」、大悟さんは「これ褒めてくださいって言われた瞬間に、1秒かからずに『白って200種類あんねん』がすごい」と感心しきりだった。

   ネット上では番組放送中から「めちゃくちゃ笑った」「爆笑しすぎてお腹痛い」と話題になっていた。

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