19歳プロゲーマーが未成年飲酒 所属チームが謝罪「弊社の監督不行き届き」…活動停止処分に

J-CASTニュース

   プロeスポーツチーム「FENNEL」を運営するFennel(東京都渋谷区)は、所属する選手が未成年飲酒を行っていたことを2022年5月13日に発表し、「弊社の監督不行き届きにより、今回のような事態を招いてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

   当該選手は22年12月末まで活動停止となる。今後は本人の両親とも協議の上、最終的な処分を決定する。


  • 未成年飲酒のプロゲーマーが処分(FENNEL公式サイトより)


  • Fennelの発表文(FENNEL公式ツイッターより)

練習休みの日に友人宅で飲酒

   未成年飲酒が発覚したのは、シューティングゲーム「PUBG MOBILE」部門に所属する「sQxOcO」選手。発表によると、22年5月2日に当時19歳だった同選手が「未成年であるにも関わらず飲酒をしている」との報告があり、本人と関係者にヒアリングしたところ、前日の5月1日に飲酒していた事実が判明したという。

   同選手はFennelが契約するゲーミングハウス内でチームメンバーとともに居住し、横浜市にある同社の「ゲーミングベース」に通い練習している。練習が休みだった1日には、チーム関係者ではない昔馴染みの友人宅に行き、飲酒をしていたという。

   同社は「未成年の選手を預かる責任のある立場として、選手への適切な管理監督を行えていなかった今回の事実を、重く受け止めております。弊社の監督不行き届きにより、今回のような事態を招いてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と事態を謝罪。

   さらに、「日頃よりお世話になっております関係者の皆様、また、応援してくださっているファンの皆様に対して、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを心より深くお詫び申し上げます」と重ねて謝罪した。

   今後は所属選手全員に対する教育的指導を行い、未成年選手については飲食店など酒類を提供する可能性のある場への立ち入り制限を視野に入れる。また、「練習日以外でもマネージャー陣が選手をケアできる体制を整えていく」とした。

   同選手には22年12月末までの活動停止処分が下され、今後は「本人のご両親とも協議の上で最終的な処分内容を決定したく考えております」とした。

   eスポーツ選手の不祥事をめぐっては、5月2日にeスポーツチーム「REJECT」のSaRa選手がゲーム配信中に障害者を差別するような発言をしたとして、活動停止処分が下されたばかりだった。今年2月にはブロードメディアeスポーツ(東京都港区)に所属していた複数の選手の不適切な発言や投稿が問題となり、いずれも契約を解除されている。

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