バーベキューもスマホで温度管理–失敗を軽減するスマートグリル「Weber Pulse 1000」を体験

CNET Japan

 1952年に米国シカゴで世界初のフタ付きグリル「Weberケトルグリル」を開発したバーベキューグリルメーカーのウェーバーが、スマートフォンと連動したスマート電気グリル「Weber Pulse 1000」を発売しているのをご存知だろうか。メディア向け体験会で実際につくり、試食するまでの様子をお届けする。

 

スマート電気バーベキューグリル「Weber Pulse 1000」の体験試食会が行われたWeber Japanの「グリルアカデミー青山」
スマート電気バーベキューグリル「Weber Pulse 1000」の体験試食会が行われたWeber Japanの「グリルアカデミー青山」

 Weberは木炭、ガスを用いるバーベキューグリルを幅広く展開しているが、2021年3月に発売したWeber Pulse 1000は独自のデジタル温度調節機能を内部に搭載した世界初のスマート電気バーベキューグリルという。

Weber Japanが2021年3月に発売した、Weber Pulse 1000(直販価格6万4990円)。独自のデジタル温度調節機能を内部に搭載するスマート電気バーベキューグリルだ
Weber Japanが2021年3月に発売した、Weber Pulse 1000(直販価格6万4990円)。独自のデジタル温度調節機能を内部に搭載するスマート電気バーベキューグリルだ
肉の中心温度を管理でき、失敗の少ない調理ができることを特長とする
肉の中心温度を管理でき、失敗の少ない調理ができることを特長とする

 Weber Pulse 1000の定格出力は1300Wで、最高約316度までの調理が可能だ。食材から煙が出ることはあるものの、炭のように熱源そのものから煙が出ることはない。そのため、都心の一戸建てやマンションのベランダ、テラスなどでも比較的使いやすそうだ。

 今回はWeber Japan グリルアカデミーシェフの柴田ジョーシュワ・スティーブン寛樹氏が「アメリカンバーベキュー」について解説をしながら進行した。

Weber Japan グリルアカデミーシェフの柴田ジョーシュワ・スティーブン寛樹氏
Weber Japan グリルアカデミーシェフの柴田ジョーシュワ・スティーブン寛樹氏

 最初の「グリルラタトゥイユ」は、野菜にハーブとオリーブオイルをたっぷり絡めて塩コショウをし、小さくカットした野菜を落とさずに調理できる「ベジタブルバスケット」を使って調理する。バスケットの網から塩分が落ちるので、「思ったよりも2~3倍の塩をかけても大丈夫」と柴田氏は説明する。

キャプション
野菜にハーブとオリーブオイルをたっぷりと絡め、ベジタブルバスケットに入れて焼く
野菜にハーブとオリーブオイルをたっぷりと絡め、ベジタブルバスケットに入れて焼く

 アメリカンバーベキューの重要なポイントとして柴田氏は「エキストラバージンオリーブオイルを使わず、ピュアオリーブオイルを使うこと」だと語った。

 「エキストラバージンオリーブオイルの中の成分は非常に火に不安定ですごく焦げるため、高温で焼くバーベキューには向いていない」(柴田氏)

 約300度の庫内で3分焼いてはかき混ぜることを3回繰り返し、トータル9分で焼き上がった。

庫内温度が本体前面のディスプレイだけでなく、スマートフォンにも表示される
庫内温度が本体前面のディスプレイだけでなく、スマートフォンにも表示される
約300℃でトータル9分間焼き上げたところ
約300℃でトータル9分間焼き上げたところ
ココットの底と側面にズッキーニを並べ、トマトソースと混ぜた焼き野菜を入れる
ココットの底と側面にズッキーニを並べ、トマトソースと混ぜた焼き野菜を入れる
皿にココットを載せてひっくり返すとできあがりだ
皿にココットを載せてひっくり返すとできあがりだ

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