あなたは “100グラム128円の牛肉” と聞いて、どうお感じになるだろうか？ 率直に「怪しい」と思わないだろうか？ 部位にもよるが牛肉で100グラム128円は「ワケあり」と考えるのがむしろ自然なハズだ。
つい先日、ロピアに出かけたときのこと。あまりにも怪しい焼肉『牛スティックカルビ』を発見！ グラム128円のお値段は当然として “スティックカルビ” というネーミングも怪しすぎる。これは逆に買うしかない──。
・肉のロピア
一部のネット民からは「日本のコストコ」とも呼ばれるスーパー、ロピア。店内に並ぶ商品のほとんどがリーズナブルであるが、中でもロピアは「肉類」がメチャメチャ安いことで知られている。
それもそのハズ、ロピアの前身は「肉屋」であり、今でも肉やソーセージは「ありがてえ」と頭が下がる安さ。だがしかし、流石に「100グラム128円の牛肉」は安すぎるし、むしろ怪しいのではないだろうか？
・カナダ産の牛肉
『牛スティックカルビ』はカナダ産の牛肉が使用されいるとのこと。見てみるとドでかいパッケージの中には長細いスティック状の肉が詰め込まれていた。いや大丈夫なのかよ、これ？
ブロック肉をわざわざスティック状にしているのか？ それとも肉の切れ端を使用しているのか？ 詳細は不明だが『牛スティックカルビ』はあらゆる意味で怪しすぎる。ならば確かめてみようではないか。
今回は1001グラム入りの『牛スティックカルビ』を購入し、価格は1281円。重量だけ考えたら普通では考えられない安さである。というか、ちょっといいお肉屋さんに行けばグラム1280円の牛肉などザラだ。
・まさかの大逆転
というわけで、持ち帰った『牛スティックカルビ』を調理開始！ 味付けがしてある商品なので、フライパンに軽く油を引いたら後は焼くだけでOKだ。時間にすると2～3分で調理は完了した。
目の前にある焼肉は私のイメージする焼肉とはやや違うが、焼いた肉であることは間違いない。恐る恐る一口食べてみると……
え、イケるやん！
ぶっちゃけた話をしてしまうと「味がしない肉」もしくは「臭みのある肉」を想像していたのだが、『牛スティックカルビ』はそのどちらでもなかった。肉の味はするし、特に臭みを感じない。というか、普通にウマいんですけど……。
もちろん、いい肉やお店で食べるような肉と比較すると分が悪いが、甘めの味付けも込みで『牛スティックカルビ』は全然イケる。1口、2口食べられるという話ではなく「モリモリいける系のウマさ」と申し上げておこう。
・バーベキューならむしろ最高
念のため当サイトのメンバーたちにも試食してもらったところ、全員が「ウマい」「全然あり」と口を揃えていた。むしろバーベキューで『牛スティックカルビ』を食べたら激ウマに感じる可能性大！ ボリュームを考えたらとんでもない高コスパ商品である。
またそれなりに味付けがしっかりしているうえ、焼くだけで完成なので「お弁当向きのお肉」とも言えるかもしれない。ぐぬぬ……これは疑ってすまんかった。『牛スティックカルビ』はマジでアリ寄りのアリである。
とにもかくにも、色々と怪しい『牛スティックカルビ』であるが、実際に食べてみると「うそん！」とド肝を抜かれるハズ。このクオリティで128円は「さすがロピア様、参りました」と申し上げねばなるまい。
