絶句! 文字通りに私(佐藤)は言葉を失った。2022年3月下旬に発売されたガチャ「ギャルの折った折り鶴」(1個300円)の中身を見て、これらを何と表現して良いのかわからなかったのである。
1羽だけでも十分すぎるほどのインパクトなのに、私は全種のコンプリートに挑んでしまったのだ……。
・ギャルの折り鶴
この商品はカプセルトイブランドの「ガチャっと!」が手掛けたもので、昨年末に商品が発表されるとネット上で大きな話題を呼んだ。まさかギャルの折り鶴を売るとは、その発想のたくましさにビビる人が続出したのだ。
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( ᐛ ) 3月発売予定商品🎎🍡
\【ギャルが折った折り鶴】
実際のギャルの方に折っていただいた折り鶴を忠実に再現⚡️
うまく折れていない可愛いさが何故か惹き付けられる商品です😳
㊙️制作現場潜入ムービー付!
本企画は専業ムフさん(@sengyou_muhu)とのタイアップ企画です pic.twitter.com/AhEzUtsDLm
— ガチャっと! (@Gachat_TV) December 3, 2021
そして3月末から販売が始まった。私は「買わねばならぬ!」という謎の使命感に駆られ、このガチャと遭遇する日を待っていたら……
新宿歌舞伎町のドン・キホーテで発見した!
あった! コレだな、ギャルの折った折り鶴はーっ!!!!
よっし、揃えるぞ。1個300円で5種類だから1500円! 一発で全部揃えてやる!!
まず1個目は青!
2個目は黄色!
3個目は緑! いいぞ、順調だ。あと2個。
4個目はまた青! チキショー。
5個目もまたまた青! なんてこった。予定の1500円に達してしまったけど、あと2個だ。全部揃える!
6個目は赤! やった、リーチ!!
7個目はピンク! やったー! 揃ったーーっ!!
ギャルの鶴に2100円も使ってしまうとは。私は何をやってるんだろうか……。
・謎の名言付き
ってわけで7個も買ってきてしまった。では、その折り鶴とやらを見ていこう。まずは1番数の多い青から。
青は「もっちぃの折り鶴」である。う~ん、エグい。頭と足(尻尾だと思われている部分)がゴン太だ。
付属の紙に鶴について解説がついていたので、その内容の一部を紹介しよう。
「間違いかどうかを決めるのはいつだって自分自身―――」
なんだコレ! 謎の名言!! ちなみにほかのメンバーの作品にも解説がついているので、その内容が気になる人はガチャを回して確認して頂きたい。
青のカプセルを全部開けてみると、すべてもっちぃ作なのに個体差が激しい。クオリティを一定に保てなかったのか……。
このほかの作品について紹介していきたいのだが、5人のメンバーのなかでもっちぃが1番の折り鶴実力者であると、先にお伝えしておこう。
・出来栄えに言葉を失う……
続いてはピンク「さーたんの折り鶴」である。踏んづけたのか? と思うほど羽根が歪んでいる。
次は緑、「オッキーナの折り鶴」。頭がない……。
そして赤、「かなっぺの折り鶴」。コレ、どうなってんの!?
身体が半壊しとるやないか……。
最後に黄色、「リナチョスの折り鶴」。リナチョスよ、コレは……。
頭がドリルになってる?
よく見たら、こっちが上だった。ドリルは足か……。
なんと表現したら良いのか。芸術を解さない私にはこれらを伝える言葉が見当たらない。あまりにも前衛的すぎる…………。
で、大変申し訳ないのだが、もっちぃの作品の一部を解体して折り鶴を作ってみた。何を隠そう、私は折り鶴が割と得意。小学校の時によく作った覚えがある。
彼女たちの芸術性には到底及ばないものの、比較的まともに折れているはずである。
まさかゴミくずが……、いや個性的すぎる折り鶴が販売される日が来るとは。令和はすごい時代だなあ……。
参考リンク:Twitter @Gachat_TV
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24