焼き立てパンをおいしくカットするパンナイフ「Mercer Culinary Millennia」

GIZMODO

ホームベーカリーのパンがさらにおいしくなりそう!

パンを切る時に、パン粉が散乱したり、皮が硬くてうまく切れないことありませんか?せっかくの焼き立てパンを切ろうとしてもパンがつぶれてしまったり…。その悩み、パン切りナイフを替えれば解消するかもしれません。 今回はWirecutterのTim Heffernan記者が絶賛する、「パンをおいしくカットするナイフ」をご紹介します!


私はここ数年、Wirecutterで「ギザギザナイフおすすめナンバーワン」に選出された藤次郎(日本製)を愛用してきました。これが、肉でも魚でも果物でも本当によく切れる素晴らしいナイフなのですが、パンを切るのは苦手なんです。何層にも重なった皮の上では滑ってしまいますし、グッと押し込むとパンがつぶれてしまうのです。

数年前からパン作りにハマっていた私は、思い切って「おすすめナンバー2」だったMercerのパンナイフ(10インチ)を買ってみました。それが大当たりで、以来、私はハッピーなキャンプ愛好家として過ごしています。

Photo: Wirecutter

パンをつぶさずサクッと切れる超優秀パン切りナイフ。刃は厚めですが、買って損のないナイフです。

Mercerの刃は切れ味抜群。数回ナイフを往復させるだけで、丸いパンをピシッと半分に切ることができます。ちなみに刃の長さは10インチと表示されていますが、実際は9.5インチです。先のとがった伝統的な刃は、(藤次郎のように)上滑りすることなく、硬い皮にもしっかり食い込んでパンをキレイにスライス。男性の手にも女性の手にもしっくりなじむのも、使いやすいポイントです。

ナイフをルックスで選ぶ方は少ないかもしれませんが、Mercerはイエロー、グリーン、パープル、レッド、グレー、ブルーなどカラーバリエーションも豊富。手元のアクセントはキッチンを華やかにしてくれますし、黒一色よりも安価で販売されていることも少なくありません。 でも、この製品の魅力は見た目ではありません。「切る」ことを第一に作られたMercerのパン切りナイフは、その使命をしっかり果たしてくれます。

下の写真をご覧ください。約900gで直径23cmの丸いパンを、3回ナイフを往復させただけでスッパリ切ることができました。パン粉が砕けることもないですし、皮の端までちゃんと残ってますよね?これなら、切り口を下にして保存しておけば、3日は焼き立てパンのおいしさを味わうことができるでしょう。

Photo: Tim Heffernan

このMercerがとっても気に入ってしまったので、最近、父のためにもう1つ買いました。父もHenckelsの割といい包丁セットを使っていたのですが、やはりパン切ナイフはイマイチなんです。長さも8インチと短すぎて、きれいにスライスすることができません。柔らか食パンでさえもパン粉だらけの惨状になるほど。

父のところへ行ってパンを焼くたびに感じていた不満が解消されるのは、ほんと快感でした。ちなみに、私の兄もそれを見て、Mercerを買ったそうです。兄は外科医で、地球上でもっとも鋭利な刃物を日常的に扱っています。そんな彼をもうならせるMercerなら、きっと皆さんにも気に入ってもらえるはずです!

私たちがMercerを愛する理由

  • 2016年以来、Wirecutterおすすめナンバー2に選出されているところ
  • ビクトリノックス社製とほぼ同等の性能で、価格が半分以下のところ
  • 3年間、何千枚もの硬いパンを切り続けているのに切れ味は新品同様で、ステンレス製の刃がまったく傷んでいないところ

買い時はいつ?

Mercerの定価は24ドル(約3,000円)ですが、現在日本では入手しにくく、Amazonでは7,000円台で販売されています。もしも小売店やキッチン用品店などで安く売っているのを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください!

お手入れ方法

Mercerは通常のナイフと同様に手洗いし、乾燥させてから包丁立てのような刃の傷まない場所に保管するだけでOK。特別なケアは必要ありません。食洗機は刃が傷むので控えた方がよさそう。通常のお手入れで、長期間愛用することができます。

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