ペルシア帝国の古代の都「ペルセポリス」の3D復元図をじっくり体験できる「Persepolis Reimagined」

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紀元前550年頃に存在したアケメネス朝ペルシア帝国の都、ペルセポリスを復元し、3D空間としてよみがえらせた「Persepolis Reimagined」が公開されています。

Persepolis Reimagined
https://persepolis.getty.edu/

上記のURLにアクセスすると、以下のように「2500年前、現在のイラン南部に、畏敬の念を抱かせるような美しい古代都市がありました」という導入文が表示されます。ページをスクロールすることで読み進められます。


「強力な王によって建てられ、当時最大の帝国であったアケメネス朝の儀式の首都として機能しました」「今日、そこはペルセポリスとして知られています」と続いたあと、「Enter」と表示されるのでそれをクリック。ツアーが始まります。


「紀元前518年頃、ダレイオス1世によって建てられました」「ペルセポリスはアケメネス朝の力の象徴でした」「王に謁見(えっけん)するために訪れた当時の高官だと想像してみて下さい」と表示されます。


ここが正面の門「万国の門」です。ダレイオスの息子であるクセルクセスによって建立されたもので、クセルクスの門としても知られています。


正面に置かれているのは牛をかたどった2体の像で、これは都市の守護者としてのシンボルだったとのこと。中央の円をクリックすると……


像の現在の姿を見ることができます。


4本の柱で支えられた空間を通り抜け……


門の裏側へ。ここには雄牛の体にワシの翼、人間の頭を持った守護神「ラマッス」の像が、門を通る人々を見下ろすように建てられています。ラマッスは紀元前550年頃に中東のアッシリアに住む人々の間で広がり、のちにその芸術観が各地に広がったとされています。


ここでも現在の姿を確認できます。


続いて正殿「アパダーナ」へ進みます。ここは謁見の間として利用されました。


碑文には、アパダーナがクセルクセス1世によって建立されたものであることや、ゾロアスター教の最高神アフラ・マズダーを称賛する言葉が記されています。彫刻された絵は、王に謁見する各国の使節団を表しています。


正面にはクセルクセス1世やその子、アルタクセルクセス1世に囲まれて貢ぎものの到着を待つダレイオス1世の姿が描かれています。


現在の姿はこんな感じです。このように、ペルセポリスの大きく分けて6箇所のスポットを解説付きで見ることができます。


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