マーベル最新ドラマ『ムーンナイト』を2話だけ見てみた正直な感想 / 優先的に見るべき「ディズニープラスオリジナルドラマ」は？

マーベル最新ドラマ『ムーンナイト』が、ディズニープラスにて配信開始となった。MCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の勢いはとどまることを知らず、今後は「映画だけでは全ては把握しきれない」「ドラマ込みでMAXおもしろい」と見込まれている。

『ムーンナイト』はディズニープラスで早くも5作目の実写ドラマであるが、果たして貴重な時間を割いてでも押さえておくべき作品なのだろうか？　マーベル大好き歴25年の記者が『ムーンナイト』を2話まで見てみた感想をお伝えしよう。

2019年に公開された映画「アベンジャーズ / エンドゲーム」で一区切りがついたMCUの世界。その後は新型コロナウイルスの影響がありながらも、徐々に新展開が繰り広げられている。特に「スパイダーマン：ノー・ウェイ・ホーム」はマジでヤバかったな！

さらに言えば2022年5月4日公開の「ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス」もとんでもないことになりそうだから、やっぱりマーベルは最高ォォオオオ！　私と同じMCU大好きっ子は全ての「ディズニープラスオリジナルドラマ」を見ておくべきだろう。

で、今回は最新ドラマ『ムーンナイト』について。まずはムーンナイトのストーリーについてざっくり説明しておこう。オスカー・アイザック演じる「スティーヴン・グラント」は、国立博物館で働く穏やかな男性。だがしかし、頭の中に響く “もう1つの声” に悩まされ続けている。

自分の意志では制御できない力に支配され、やがて『ムーンナイト』が誕生する。自らヒーローになったわけではないスティーヴンの体には、もう1つの人格「マーク・スペクター」が潜んでいた──。

要するにムーンナイトは「多重人格ヒーロー」であり、第2話までの展開も推理的な要素を多大に含んでいる。オスカー・アイザックの演技力もさることながら、敵役のイーサン・ホーク演じる「アーサー」も非常にミステリアスで、ドラマとしては「かなり気になる。おもしろい」と言っていいだろう。

今後は多重人格の秘密や、ムーンナイトの目的などが明らかになっていくハズ。本作はエジプトの神々もシンボルになっているので、その辺りのアラビアン（？）なビジュアルにも注目だ。結論「ムーンナイトは余裕でオススメ」である。

とはいえ「ディズニープラスオリジナルドラマ」は実写ドラマだけで5タイトルもあるので「そんなに時間ねえよ」という方もいらっしゃるハズ。MCU大好きっ子たちは全部見ることを大前提としつつ、個人的な優先順位も5段階評価で記述しておこう。

第3話くらいまでの「俺は何を見せられてるんだ……？」感はハンパないが、終わってしまえばよく出来た作品。映画「ドクター・ストレンジ / マルチバース・オブ・マッドネス」でもワンダが中心人物の1人になることから、いま見るならコレかも。

それなりに見やすいドラマであると同時に、今後も登場するであろうキャラクターが出てくるので見所はある。ただドラマとしての完成度は「まあまあかな？」といった感じ。悪くないが優先順位は高くない。

ワンダヴィジョンと同じく、面白くなるまでに数話を費やす。“時間軸” という複雑なテーマがあるため、やや難解なストーリーである。もちろん面白さはあるものの、優先順位としては高くないかな？

わかりやすさも爽快感も、配信済みのディズニープラスオリジナルドラマなら「ホークアイ」がブッチギリ。ドラマ慣れする意味でも最初は「ホークアイ」が入りやすいことだろう。

現段階で2話までしか配信されていないが、ミステリー的な要素を含みながらも決して難解ではない。ムーンナイトは完全に新登場のスーパーヒーローなので、そういう意味でも気軽に見やすいかも。

あくまで個人的な見解になるが、まあそれでも「ホークアイ」が無難……だと思う。ホークアイでディズニープラスオリジナルドラマの面白さがわかってきたら、他のドラマに移行するのがいいのではないだろうか。

ちなみに「マーベルドラマ」には “Netflix版” も存在する。こちらは最近アメリカを始めとする数カ国で、ディズニープラスでの配信が始まったばかり。日本でも年内には配信が始まる見通しだ。特に「デアデビル」と「パニッシャー」は最高に面白いよ！

というわけで、ムーンナイトに関してはかなり面白いので、今から見始めても後悔はしないハズ。残りのドラマもご覧になっていない方は、ぜひ参考にしていただければ幸いだ。なお、今回紹介したドラマは全てディズニープラス独占配信中である。やっぱディズニーは強いなー！