俳優の市川実日子さんが、2022年4月6日放送の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)に出演。市川さん演じる茶道家・一子が2代目ヒロイン・大月るい(深津絵里さん)にかけた「あたたかい一言」に反響があがっている。
「歌う意味あるんやろか」
俳優の上白石萌音さん、深津さん、川栄李奈さんが3世代ヒロインを演じる同作。ラジオ英語講座を題材に、100年にわたる家族の物語をハートフルに描く。
※以下ネタバレを含みます。
岡山で開かれている「クリスマス・ジャズ・フェスティバル」で、大月錠一郎(オダギリジョーさん)とトミー北沢(早乙女太一さん)のセッションが始まった頃。3代目ヒロイン・ひなた(川栄さん)は、初代ヒロイン・安子であることが判明したアニー・ヒラカワ(森山良子さん)を追って関西国際空港まで行ったものの、間に合わず岡山にトンボ帰りする。しかし、まさかのジャズ会場近くでアニーの姿を発見。声をかけるが、気が付いたアニーは走り出し、再び姿を消してしまう。
一方、アニーが安子であることを知ったばかりのるいは、控室に訪ねてきた一子に対し、「今日はお母さんに届けるために歌うつもりやった」とし「けど、お母さん自身がもう私に会わへんって決めてるんやったら、歌う意味あるんやろか」と不安な気持ちを吐露する。すると、お茶を立てた一子は「私にもわからんわ、そのお茶に意味があんのかどうか」と一蹴した上で、「意味があんのかないんか、わからんことをやる。誰かのことを思てやる。それだけでええんとちゃう?」とアドバイス。るいはお茶を飲み、どこか安心したようにほっと一息をつくのだった。
安子との再会を目前に、自信をなくしてしまったるい。そんなるいに一子がかけた言葉に対し、インターネット上では「このドラマ全体にかかるものかもしれない」「茶道という伝統を継いでる一子・一恵母娘の言動は、このドラマの中で説得力があるのかも。血縁もあるけれど、それ以上に長い時間をかけて技術や精神を繋いでいってる人たち」「一子さん…!一子さんはいっつもるいのこと導いてくれる」「一子さん、えぇこと言うわ。私の今の仕事もそんな感じ。自分のためになってるのかって思うこともあるけど、それをすることで、誰かのためになるのであれば、それでいいんだよね、きっと。明日も仕事頑張ろう」などと感銘を受ける声があがっている。