【40万円検証】日銀の為替介入直後に海外株を2700ドル分買って1カ月ほったらかしてたらこうなった

ロケットニュース24

1ドル149円台……! 2022年10月18日の為替はTwitterのトレンドに入るレベルだった。NHKなどが報じるところによると、32年ぶりの円安ドル高水準を更新したという。

約1カ月前の9月22日、1ドル145円で大騒ぎしていたのが可愛く見える円安っぷり。素人目で見ると、日銀の円買いはマジで無意味だったように感じる。まあ、為替介入については私(中澤)がどうにかできた話でもないので今後を見守るとして、そう言えば、あの時買った40万円分の海外株どうなったかな

・手数料

以前の記事で、為替介入直後に両替所で1万円を両替えして週明けに売ってみた私。両替えレートは為替レートの差異により儲けが出なかったわけだが、楽天証券で海外株を購入した場合、「為替レート+手数料」という形になる。その手数料は約定代金によって変わるのだが……

2.22米ドル以下は0円、2.22米ドル超~4444.45米ドル未満は約定代金の0.495%(税込)、4444.45米ドル以上は22米ドル(税込)と、普通に安い。ちなみに、楽天証券の公式サイトによると「業界屈指の格安手数料!」とのこと。


・誤算

で、私が購入したのは「ブラジル石油公社」の株200株。株価はひと株13.51ドルで、アメリカ株の場合1株からの購入が可能だが、景気よく買ってみた。なぜなら、私が購入したのは日銀の介入当日の夜。為替レートは1ドル142円くらいだったから、少なくとも、今この地点よりは円安になるのは間違いないと思ったからだ。

しかし、誤算だったのは米国株の場合、米国市場の約定日と国内約定日がズレること。楽天証券だと、米国市場約定日の翌国内営業日が国内市場の約定日となる。だが、9月22日の翌日の金曜日は休日だった。つまり、次の国内営業日は週明けの9月26日。これによって何が起こったかと言うと……

約定のレートが1ドル144.20円になってしまった


普段は気にすることすらない仕様だったが、状況が状況だけに当初の想定通りにはいかなかった。何事もやってみないと分からないものだなあ。全てひっくるめると日本円での受け渡し代金は39万1555円に。手数料は1927円だった。


・含み益はこうなった

というわけで、1ドル145円近辺での購入になったためほったらかしていたのだが、今朝のニュースを見て思い出した。「そう言えばあいつどうしてるかな?」と。そこで、楽天アプリを起ち上げてみたところ……

約2万5000円の含み益が出ていた


ちなみに、株価は現在13.98ドルなので株価自体はそんなに変わっていないのだが、時価評価額は41万6380円。32年ぶりの円安しゅごい

なお、「ブラジル石油公社(別名ペトロブラス)」は世界レベルの超大手石油企業であり、ブラジルを支える半官半民の石油会社として知られている。現在、ブラジルでは大統領選が行われており、10月30日に決戦投票を控えているので、もうちょっと様子を見てみようと思います。おわり。

参考リンク:NHK
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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