独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)は、非純正バッテリによる発火事故などが増えているとして、注意を喚起している。
同機構によれば、2017年から2021年までの期間で、非純正バッテリによる事故の報告件数は134件にのぼった。すべて製品やその周囲が焼損した事故で、直近3年間は事故が増えており、家屋の全焼事故につながるケースも毎年発生しているという。
また、多くの場合、使用中や充電中に事故が発生しているが、最近では充電後に置いていただけで発火した事例も確認されているという。
互換品などと称した非純正バッテリは、純正品に比べ、機器本体のメーカーが設計や品質管理に関与しておらず、安全保護装置が動かない、品質管理が不十分、事故のさいにメーカーの対応や補償を受けられないといったリスクがある。加えて、リサイクルルートが確立されておらず廃棄が困難な場合もあるとして、注意喚起している。
あわせて同機構では、非純正バッテリの発火を想定した実験や、異常発生時の対処などに関する映像も公開している。
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