【迷い】スシロー「全国うまいもんめぐり」の14皿を全部食べてみた結果 → 揺れるスシローの想いを感じた

ロケットニュース24

2022年3月23日から始まったスシロー「全国うまいもんめぐり」。これはその名の通り、北海道から九州まで、全国のネタやご当地グルメが集まったキャンペーンだ。

週2~3回スシローをパトロールしている私(中澤)。実は、今週月曜日に店舗でポスターを見た時から本キャンペーンを楽しみにしていた。そこでとりあえずキャンペーンの寿司14皿を全部食べてみたぞ。

・ポスターから感じたキャンペーン

なぜ私が本キャンペーンを楽しみにしていたかと言うとネタが豪華だったから。感動皿(税抜き300円、都市型店舗は税抜き320円)では「九州産うなぎ」「極みいくら」などお馴染みかつ安定の味を誇るラインナップから、「白えび包み」「炙り牛タン」などのレアな顔ぶれも揃っている。

さらに、「馬刺し食べ比べ(税抜き680円、都市型店舗は700円)」まであって肉寿司的にもツボを押さえてきている。このバリエーションも魅力だ。

しかしながら、実際に全部食べてみて感じたのは、むしろリピートしたくなる皿はお値打ち皿(税抜き150円、都市型店舗は税抜き170円)に集中しているということ。個人的に本キャンペーンでリピ決定した皿は以下の3皿である。

・たこの藁焼き

正直、ノーマークだったのが「たこの藁焼き」。この豪華ネタのパレードの中では、消化試合であり、埋めるためだけのネタに見えていたのだが……

このタコがこれまで食べたスシローのタコの中で最もウマかった。プルンと柔らかく肉厚で味も濃厚。しかしながら、タコなので2貫でお値打ち皿とコスパも素晴らしい。

・天然ぶりあん肝のせ

基本的にスシローのぶりは鉄板なのだが、このぶりは北海道産だからか特にウマイ。シンプルにぶりの素材のウマさで優勝している

・筋子納豆軍艦

恥ずかしながらこの組み合わせで食べるのは初めてで、青森名物ということも知らなかったが、それだけに新鮮な味であった。ポスターで見た時はそんなに惹かれなかったのだが、実際食べてみると、筋子のコクのある塩辛さが納豆と合っていて新食感。癖になる味だ

・実食しての総評

というわけで、感動皿の安定感だけじゃなく、お値打ち皿でも新たな感動を提示している。色んな角度でウマイものが揃っているところは「全国うまいもんめぐり」の名に恥じぬ豪華さと言えるだろう。ただし……


価格も豪華なんだけどね

レギュラー皿が少なめな本キャンペーン。14皿全部食べてみたところ、税込み3861円と普段の支払いの1.5倍くらいになった。正直、最近セレブ化が進んでいるように感じられるスシロー。このキャンペーンは豪華方面に舵を切ったもののように見える。

・揺れるスシロー

確かにウマイはウマイのだが、気になるのはこのままセレブ路線に進んでいくのかという点だ。コスパが良い祭りが懐かしい。俺達もう終わっちゃったのかなぁ? そんな気持ちでレーンを眺めていたところ、以下のようなパネルが流れてきた。

「予告4/12~大トロ120円(税込み132円)」


「予告4/12~特大ジャンボ赤えび120円(税込み132円)」


──どうやら、4月12日からコスパ祭りが開始されるようだ。

なお、4/3から丸ごと活あわびが登場するというパネルも。豪華路線なのか、コスパ路線なのか、スシロー自身も揺れているのかもしれない。ならば4月を待とう。なにせ、祭りはまだ始まっちゃいないのだから

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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