ロシアの国営テレビで放送中に「戦争反対」を訴えた紙を掲げて拘束された女性職員に対し、モスクワの裁判所はデモへの参加を呼びかけた罪で、およそ3万円の罰金刑を言い渡した。女性は動画で、「この狂気を止められるのは私たちの力だけだ」と述べていました。
【映像】プーチン大統領は「嘘つきで戦犯」…“ロシア兵捕虜”の会見動画公開
地元メディアによると、今回の裁判は拘束後に女性が関係者を通じて公開した動画で反戦デモへの参加を呼びかけたことについてのみ罪に問われ、3万ルーブル、日本円でおよそ3万円の罰金刑が言い渡された。しかし放送中に反戦を訴える紙を掲げた行為については裁かれておらず、今後、さらに別の罪に問われる可能性もある。
反戦デモはロシア各地で行われていますがモスクワでは警察官がデモの発生前から市民らを次々に拘束するなど圧力を強めていて、デモは勢いを欠いている。(ANNニュース)