2022年のペヤングはやる気満々だ。なにせ今年は早くも7つの新商品を発売しており、特に「わさび醤油味やきそば」あたりは非常に味も良い。「獄激辛やきそばファイナル」だけは死にそうになったが、それでもなかなか優秀なラインナップではなかろうか?
さて、今回は2022年3月14日から発売開始となった今年8つめのペヤング『九州豚骨やきそば』をご紹介したい。こちらの商品、ペヤングとしては初となる “1分ペヤング” となっているぞ。
・人気のトンコツ味
「獄激辛やきそばファイナル」の余韻も冷めやらぬ3月14日 “2022年第8のペヤング” として登場した、ペヤング九州豚骨やきそば。メーカー希望小売価格は税別205円、全国のスーパーやコンビニで発売中だ。
かつてペヤングでは「モノホントンコツMAXやきそば」や「豚骨醤油やきそば」を販売していることから、トンコツ味はそれなりに引きがあるのだろう。そして本商品最大の特徴はペヤング史上初めて「細麺」を使用していることだ。
・はじめての1分ペヤング
これは豚骨ラーメンの “バリカタ” をイメージしたもので、調理時間は1分ジャスト。要するに『ペヤング九州豚骨やきそば』は、細麺のバリカタ食感を際立たせた “1分ペヤング” ということになる。
細麺も初ならば、1分も初と初物尽くしの『ペヤング九州豚骨やきそば』だが、味の方はどうなのか? 作り方はいつものペヤングとほぼ同様で、湯切りまでの時間が3分ではなく1分というところだけが違う。
で、実際に味はというと……なるほど。確かに細麺は細麺だし、食感はバリカタ風ではある。豚骨ソースの味も相まって、言われなくても「九州豚骨ラーメン」っぽい味はした。ズバリ、全然悪くない。
感動するほどウマいかと言われたらそこまでではないが『九州豚骨やきそば』という商品名を見てこれを食べた人が「裏切られた」とは思わないハズ。細麺も1分もペヤングらしいチャレンジ精神にあふれた、なかなか優秀な商品ではないだろうか?
・1つだけ気を付けろ
ただし『ペヤング九州豚骨やきそば』には1つだけ注意して欲しいことがある。それは「出来上がったらすぐに食べ切れ」ということ。なぜなら細麺を使用している分、通常の麺よりも伸びるのが早いためだ。
これはかつて日清のエラい人から聞いた話だが「1分の麺も開発できる。ただしそういう麺は極端に伸びやすいので研究が必要だ」と言っていた。『ペヤング九州豚骨やきそば』はまさしく「細麺だから伸びやすい」という自然の摂理に則った商品なので、特にバリカタを味わいたい方はさっさと食べ切ってしまいたい。
というわけで『ペヤング九州豚骨やきそば』は、なかなかチャレンジしている印象であった。味自体は全く悪くないので、興味がある方はぜひ1度ご賞味いただきたい。今後「1分ペヤング」の派生形が発売される……かもしれない。