【実録】新型コロナを発症した話 / 6日目「宿泊療養の隔離ホテルには普通置いてるアレがない」

ロケットニュース24

39℃の発熱から連載している「新型コロナを発症した話」。私(中澤)はコロナ陽性からホテルでの隔離を選択した。東京都福祉局がサポートしてくれるこの隔離生活は「宿泊療養」と呼ばれるものである。ホテルにINして1日、大分宿泊療養の勝手がわかってきた気がする。

そこで入所前はハッキリと分からなかったことを改めて調べていきたい。まずは、宿泊療養の1日のスケジュールは以下のようになっていた。

・宿泊療養1日のスケジュール

7時00分 LAVITA入力
8時頃 朝食
13時頃 昼食
16時00分 LAVITA入力
18時頃 夕食

LAVITAとは、健康チェックシートのアプリ。これが宿泊療養における唯一の決められた作業で、入所時に借りられるパルスオキシメーターなどで動脈血酸素飽和度や脈拍を計り入力する。まあ、入力自体は1分くらいで終わるものだが……

以前の記事でお伝えした通り、もしこれをスルーすると最終的には部屋に突入される。というわけで、頑張らなきゃいけないポイントがあるとすれば7時起きなことくらいだ。

・用意のないアメニティー

と、スケジュール的にはこれ以上言うこともないのだが、入所する前にもう1つ気になっていた点がある。それはアメニティーだ。東京都福祉局の「これから宿泊療養をする方へ」のページを見ると、普通の宿泊よりアメニティーが少ないことはぼんやり分かる。

が、具体的には何があって何がないのだろうか? 普通はホテルの部屋にあるけど、私が宿泊療養した際に用意のなかったアメニティーは以下の通り。


・タオル、バスタオル

小さいタオルもバスタオルもどっちもない。かけるところや置くところはあるので、置き忘れではなく回収している。まあ、隔離だしな。

・ルームウェア

ビジホでも大体使い捨てルームウェアが用意されてたりするが、そういうのはない。ちなみに、スリッパもない。

・ゴミ箱

ゴミ箱がない。しかし、入所の際にもらったしおりによると、ゴミ袋はフロントにお願いしたらもらえるようだ。あと、部屋にはないけどもらえるものに髭剃りがあった。

──裸で来るわけじゃないからルームウェアはまあなんとかなるだろう。ゴミ箱も、そもそも弁当しかゴミが出ない上、弁当を受け取るタイミングで捨てられるのでそこまで必要性を感じない。だが、タオル、バスタオルはマジで必須

入所の時に持ってこないと買いに出ることはできないのでなかなか詰むぞ。東京都福祉局の「これから宿泊療養をする方へ」のページにも「かならず持参するもの」として保険証とかと一緒に掲載されているが、タオルって見落としがちなので注意しよう。

ちなみに、ティッシュ、ドライヤー、歯ブラシセット、シャンプー・リンス、ボディーソープ、ポットなどはあった。なんか隔離のルールがあるのかもしれない。

・オススメの持ち込み品

最後に、持ち込みについては別に厳しくない印象。もちろん、禁止されている酒やたばこはダメだと思うが、ギターは持ち込むだけなら普通に持ち込めたし。演奏NGだけど。というわけで、入所しようという人は、有り余る時間を潰すものも何か持ち込むのが良いかもしれない。

なお、私が現状一番持ち込んでよかったと思ったものは2リットルペットボトルのアクエリアス。飲食に関しては全てが決められているため、自分の意志でいつでも摂取できる甘みを持っておくと結構気晴らしになるぞ。この隔離生活で甘みはエンタメになりうることを知ったアクエリアスはエンタメ


って、アクエリアスがエンタメなわけねぇだろうがァァァーーーー


浴びるように飲んでた頃が恋しすぎるゥゥゥウウウウ!!


っていうか、コンビニ超行きてェェェエエエ!!


皆さん、新型コロナにはくれぐれもご注意を。


<完>


執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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