キヤノン株式会社とキヤノンマーケティングジャパン株式会社は、ビジネス向けA4インクジェットプリンター「GX5030」を3月中旬に発売する。オープン価格で、直販サイト「キヤノンオンラインショップ」では3月10日発売予定、販売価格は6万500円となっている。
特大容量タンク「GIGA TANK(ギガタンク)」を搭載した「GX」シリーズの新モデル。1ページあたりのインクコストは、A4モノクロ文書で約0.8円、A4カラー文書で約2.2円。エコノミーモード利用時、ブラックインクボトル(別売)1本分の容量で約9000ページ、カラーインクボトル各色1本(別売)では約2万1000ページの印刷が可能だ。印刷速度は、A4普通紙モノクロが約24枚/分、同カラーが約15.5枚/分。
2021年5月に発売になった同シリーズの「GX6030」と比べて本体の高さが約16mm低く、収納棚やデスクのフットスペースなど、より限られたスペースにも設置できる。なお、FAX機能やスキャン機能、コピー機能は搭載していない。
インクには、小さな文字や両面印刷でも鮮明で裏移りが少なく、印字部にマーカーを引いてもにじみにくい顔料インクを全色(ブラック/シアン/マゼンタ/イエロー)で採用。普通紙に印刷するビジネス文書においても、くっきりとした文字品質が得られるとともに、耐水性や耐マーカー性に優れ、擦れにも強いという。
また、窓付き封筒やポスター、ラベル用紙などの用紙にも対応し、1台でさまざまな制作物に印刷可能だ。3月7日に公開されたウェブアプリケーション「PosterArtist」により、デザイン性の高いポスターやチラシなどを簡単に作成でき、幅広いビジネスシーンに対応できるとしている。
収納時の本体サイズは約399×416×238mm(幅×奥行×高さ)。重さは約9.0kg。
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