件名「Yahoo! JAPAN IDを制限いたしました」のメール、Yahoo! Japanをかたるフィッシングに注意 偽サイトに誘導して個人情報などを詐取

INTERNET Watch

 Yahoo! Japanをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が緊急情報を公開した。同サイトは2月18日9時時点では稼働中で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあるため、引き続き注意が必要だ。

 メールの件名は以下のものが確認されている。

  • 你好
  • Yahoo! JAPAN IDを制限いたしました。

 メール本文は以下のような内容が確認されており、「ログイン方法の再設定」のためとして、メール本文中のリンクからウェブサイトにアクセスするよう誘導している。

平素はyahoo.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます
システム的に判断した結果、規約規程に則り、Yahoo! JAPAN IDを制限いたしました。
「ログインできない場合のお手続き」に従いログイン方法の再設定を行ってください
本件についてご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より抜粋。原文ママ)

メール文面の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はYahoo! JAPANのログイン画面を装ったウェブサイトで、携帯電話番号かメールアドレスの入力を求められる。その後、続けてYahoo!ウォレットの登録画面を装った画面が表示され、氏名、住所、電話番号、クレジットカード情報の入力が求められる。

誘導先の偽サイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 メールに表示されるURLは、以下のものが確認されている。

  • http://y●●●●.com/

 上記以外のドメイン名やURLが使われる可能性もあるため、注意が必要だ。

 フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。

 その上で、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。また、フィッシングメール対策には迷惑メールフィルターが有効であるとして、設定を推奨している。

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