ファミレスが好きだ。というか料理そのもの以上に、ファミレスで過ごす時間が好きだ。
友達とのダラダラした他愛ないおしゃべり、広いテーブルでひとりでボーッと本を読んだり作業をする時間……。そんなとき、傍らにあるのがドリンクバーである。眠気覚ましにコーヒーを飲んだり、甘いジュースを飲んだり、気分によって選べるところが楽しい。
楽しいファミレスタイムを彩る立役者ともいえる「ドリンクバー」に注目するのがこのシリーズである。似ているようで、各ファミレスによって個性があるのだ!
第1回を飾るのは……デニーズのドリンクバー!
・地域限定のデニーズのドリンクバー
大学時代、課題や就活のエントリーシートを書くためによくデニーズを利用していたのだが、当時デニーズにドリンクバーはなかった。数年前から福島県と関東の一部ドリンクバーが始まったときは「ついに来た!」と思ったものだ。
調べたところ現在も、関東と福島県の一部店舗を除いては、ドリンクバーはないとのこと。全国で導入されることを願う。
・遊び要素多めのジュースコーナー
そんなわけで、満を持してスタートさせただけあって、デニーズのドリンクバーは革命的だった。
ユニークなのが、コカ・コーラ社のソフトドリンクの機械!
ドリンクバーといえば、ジュースを混ぜてオリジナルドリンクを作る遊びが昔からの定番だが、それを機械自らやっているのである。
たとえばコカ・コーラのボタンを押すと……
・普通のコカ・コーラ
・レモン風味のコカ・コーラ
・メロン風味のコカ・コーラ
の3種類が選べる。
ダイエットコーラ、カルピス、カルピスソーダ、ジンジャエールもレモン風味とメロン風味が選べる。
なにこれ……楽しい! ジンジャエールのメロン味はうっすらメロンソーダ色で不思議な風味。
さらに、ドリンクバーの定番「ミニッツメイドオレンジ」も
・ノーマル
・微炭酸
・炭酸
から選べるようになっている。シュワシュワする「ミニッツメイドオレンジ」はめちゃめちゃ新鮮なので、個人的におすすめ。果汁100%なのでオレンジソーダみたいに甘ったるくないのだ。
・さらにオリジナルドリンクが作れる
また、ドリンク同士をまぜる「モクテル」(ノンアルコールカクテル)まで推奨されていて、「オレンジ:コーラ=1:2」で割るレシピなんかが書いてある!
試してみたところ、オレンジジュースともコーラともつかない謎の味がした。まあこういうのもたまにはいいよね、おかわり無料だし……。無限にオリジナルドリンクが作れそうで楽しい。
・セブンのコーヒーが飲み放題
そして、コーヒー派に嬉しいのが、セブンカフェのコーヒーが飲み放題という点である。美味しいことで定評のあるセブンカフェは、コンビニで買って飲み慣れている人も多いと思う。
セブンイレブンでレギュラーサイズを買うと1杯100円なので、飲み放題は高コスパ!
ちなみに、隣にはFRANKE社のエスプレッソマシンも置いてあり、こちらにもブレンドコーヒーがある。
気になったのでセブンカフェと飲み比べてみたところ、まったく味わいが違った。マシンのブレンドコーヒーのほうが熱くて苦味が強め、酸味はほとんどない。好みで選べるのはポイント高し。
カフェオレ、カフェラテのホット&アイス、エスプレッソも飲める。カフェラテはフォームがミルキーでふんわりしていて美味しかった。
・お茶の種類は圧巻!
さらにお茶派にうれしいのが、お茶の種類が16種類もあること。紅茶、緑茶、中国茶、ハーブティー、ノンカフェインティーと網羅してるのがすごい。料理にあわせて選べるなあ。
紅茶はフレーバーティー多め。ノンフレーバーも、セイロンとダージリンの両方用意してるのがツウっぽい。ちなみに、ミルクティーにするならコクのあるセイロンのほうがおすすめ。
カフェインのある飲み物続きで胃がつかれたので、くまモンのパッケージの「阿蘇の健康茶」を飲んでみた。
大麦、コーン、はと麦、ハブ茶、どくだみをミックスしたノンカフェインティーとのこと。渋みがなく、ホットの麦茶みたいで香ばしくて美味しい。ああ、ほっこり……。こういうのが1杯あると満足度が全然違う。
個人的にはカップが温められていること、エスプレッソマシンのお湯がめちゃくちゃ熱いことが地味にポイント高い。紅茶はぬるいお湯で入れても美味しくないことをわかっている……!
・子供も大人も満足できるドリンクバー
価格はドリンクバー単品が税込み438円、料理とのセットが税込み284円、お子さまドリンクバーが108円となっている。
料理だけでなくドリンクも和洋中華、甘いもの、コーヒー&ティーと全方位的に網羅しているデニーズ。ドリンクバーだけでもかなり満足度が高いと思う。3時間までフリーで使えるWi-Fiもあるし、テレワークにもおすすめだ。
※ラインナップは店舗によって異なる場合があります