冷凍商品の「大豆ミートのからあげ」ってどうなの? ガチ肉と食べ比べた正直な感想

ロケットニュース24

ほほぉ〜、最近の大豆ミートってこんなにウマいのかぁ〜。先日、ニチレイの冷食「大豆ミートのハンバーグ」を食べてそう思ったことで大豆ミートに興味を持った。なにせ、いつか大豆時代がやってくるのだ。今のうちから脳と舌にその味を覚えてさせておいて損はない。

さて、そうなったからには大豆ミートをもうちょっと食べてみよう。……ということで、お次はニチレイの「大豆ミートのからあげ」を試してみた。味付けの濃いハンバーグよりも味に差が出そうだけにどうなんだ?

・見た目はからあげ

商品はスーパーで税抜248円にて購入した。6個入りで からあげ が入っているトレイは切り離して使うことができる。もちろんそのままレンジに入れてOKだ。

凍った商品の匂いを嗅いでみると、唐揚げのようで大豆でもある。とはいえ、ガッツリ大豆を感じさせないあたり、上手に作られているんだなぁ〜。


・大豆vs肉

それでは、大豆ミートからあげがどんなものか食べてみよう。比較対象はニチレイの人気からあげ「特から」。若鶏のガチ肉である。

まずはそれぞれ取り出して並べてみた。正直、見た目は言われないと分からず。そしてそれはレンチンしても変わらず……

これまたパッと見だと全然分からないくらいに擬態していた。想像以上に からあげ なため、食べて違和感なければ未来は明るい!

そう期待して口に運んだものの、ここから現実を突きつけられた。というのも、大豆ミートと肉の からあげ はかなり違いがあったのだ。歯触りこそ “からあげ” を感じるが、味わうと越えられない壁が存在する。

大豆ミートからあげは悪くない。決してマズくなく普通に食べられるのだが、どうしても肉と比べたら差を感じてしまう自分がいた。まず断面を確認するためナイフを入れたときから手応えが違いすぎた。

バスンッと一撃で切れた大豆ミートに対し、肉はまな板に到達するまで抵抗を感じる。また、溢れ出る肉汁が圧倒的で噛めばブリッジュワッ。肉を食べている感がスゴく、これは大豆ミートには出せないもの……!

もちろん、大豆ミートも戦えている。想像以上に からあげ で上手に戦っているのだが、食べたらどこかパサッとした味気なさが同居した。

「からあげ=肉」が当たり前の時代に育ってきた身からすると、すべてを忘れさせるほどのパワープレイをやられたら抗う術がない。肉感があるだけでパブロフの犬のようになってしまった。


・総評

結果として、肉の猛攻が段違いすぎた からあげ対決。大豆ミートのハンバーグと比べると、デミグラスソースの強い味付けがないぶん劣るかなというのが個人的な感想だ。

しかしながら、冒頭でも書いたようにこの先どこかで大豆時代はやってくる。すでに冷凍食品界まで拡大している大豆ミート市場、美味しい大豆ミートの からあげ が生まれるときはそう遠くないはずだから今後の進化に期待したい。

参考リンク:ニチレイ「大豆ミートのからあげ」
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.

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