姫路の駅そばは、乗る電車がホームについてからオーダーしても間に合う

デイリーポータルZ

姫路駅のホームには、昔から地元の人に親しまれている駅そばがある。
その駅そば自体が少しユニークなのだが、その上「出てくる早さ」もすごいという話を聞いた。

忙しいサラリーマンに愛される駅そばは、確かに出てくるのが早いイメージはあるけど…
実際どれくらいなのか計ってみた。

東京葛飾生まれ。江戸っ子ぽいとよく言われますが、新潟と茨城のハーフです。
好物は酸っぱいもの全般とイクラ。ペットは犬2匹と睡魔。土日で40時間寝てしまったりするので日々の目標は「あまり寝過ぎない」(動画インタビュー)

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1949年(昭和24年)誕生の姫路の「えきそば」

まずは姫路の駅そばがどんなものか、サイトから引用させてほしい。
姫路の駅そばは「えきそば」として紹介されている。

”終戦後、何もない混乱期に統制品であった小麦粉の替わりにこんにゃく粉とそば粉をまぜたそばを販売、その後試行錯誤の結果現在のかんすい入りの、中華麺に和風だしというミスマッチの商品が誕生しました。”

まねき食品株式会社より

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姫路駅ホームにある「えきそば」。外観が電車になっててかわいい!ホームでは立ち食いですが、新幹線コンコースのフードコートなら座って食べられるそう。
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かつての「えきそば」の光景。昔はなんと、電車の中でも食べられたらしい!
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あれ、、今編集してて気づいたけど、食べたあともらえるお得な券が刺さってる!使わない人がここに刺していくのか。
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店内の壁にあるほっこり絵

ボタンを押してから計測スタート!

それではさっそく、今回「姫路の駅そばは、乗る電車がホームについてからオーダーしても間に合う」という話を教えてくれた方にならって、券売機でボタンを押すところから計測してみよう。

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一番オーソドックスそうな天ぷらそばをポチ!

もちろんお店の人には計測してるなんて事は言わない。
私も特に急ぐような動作もせず、普通に券をとり、店員さんにお願いします、と差し出した。

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麺をお湯にくぐらせて
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具を乗せて
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ツユかけて
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はいできた!
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券売機のボタンを押して約25秒!

ボタンを押してから25秒後にはそばが出た。
私はコンビニのコーヒーをよく飲むのだけど、あれドリップし始めるまで30秒はかかる。
でもその間に姫路ではそばがでちゃうのだ。すすすごい!

今回は特に乗る電車に合わせて急ごうとしたわけではないけど、電車の停車時間が5~10分くらいあるそう(※姫路から京都行きの電車の場合。また、姫路が始発かどうかで変わる)なので、これなら確かに電車がついてからでも食べられることが分かった。

もし姫路駅に行ったなら、ぜひこの早さを体験してほしい。

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ちなみに、引用にもあったようにかんすい入りの中華麺なので、いわゆる蕎麦ではなく給食に出てきたソフト麺のようなコシのないやわらか麺。独特でおもしろい。
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関西だけど、ツユは少し濃いめかな?
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駅なかにあるお土産屋でもインスタントが買える!
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駅なかには無いけど、カップ麺も出てるらしい。しかもNISSINから。(写真:友人提供)
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そして時間があれば立ち寄ってほしい、駅なかにある「御座候(ござそうろう)」。ここの回転焼き(今川焼とか色々言いますね)が超美味しい!
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2種類とも、甲乙つけがたいくらい美味しいぞ。皮が薄いからか冷めても固くならない。地元の友人いわく「冷めたらレンジでチンしたあと、トースターで表面を焼いてバター乗せるとおいしい」らしい!
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さらに時間があれば、駅から割と近くに立派な姫路城があるのでぜひ立ち寄ろう(写真中央)

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