製品パッケージを開封して即、家族一同が「かわいい!」と叫び、思わず笑顔がこぼれてしまった。それがmipowとMercis bvのコラボによる、ミッフィーちゃんデザインのキーボード+マウスのセットだった。
ラウンドデザインの筐体に、円形でカラフルなパステルカラーによるキートップ。そしてテンキーの上に大きくあしらわれたミッフィーのイラスト。筆者は特別ミッフィーに思い入れがあるわけではないのだが、たかが工業製品であるPC用のキーボードも、ここまで可愛くできるものかと悶えてしまった。
キーボードとしてはオーソドックスな104キー英語キーボードで、メンブレン式のスイッチとなっている。さすがに高級な製品と比べるとキートップやフレームのプラスチックがややチープで、いかにもオモチャっぽい質感なのだが、タッチ感はそこまで悪くなく、タイプの音も静かだ。
キーボードなんざタッチ感で選んでナンボ、スタイリッシュならそれでいいと30年間思い続けていた。しかし、そのキーボードもデザイン1つでここまで人を惹き付ける魅力があるものなんだと、改めて思い知らされた。
ちなみに大きくミッフィーのイラストが入っているキーは、Endキーで、Insert/Delete/Home/End/Page Up/Page Downをカバーしている。この大きなキーと換装するための6つのキートップも付属しており、好みに合わせて換装できる。
付属するマウスにはミッフィーのデザインはないのだが、逆にマウスパッドにはミッフィーの顔が大きくあしらわれている。デスクに置いた際の存在感は抜群だろう。
この製品、正しくはmipowとMercis bvのコラボによる「miffy’s Family Collection」シリーズの一環の「104 Keyboard & Mouse Combo」という製品名だ。今はPinkとLight Blueの2色が直販で販売されており、価格は59ドルとなっている。サイト上にはライトグリーンやライトブラウン色の見本もあるのだが、残念ながら現時点では購入できない。
そもそも購入以前の問題で、本製品は2.4GHz無線キーボードとマウスになっているわけだが、日本でこの無線機能を合法的に使うための技適が未取得の状況だ。なので、広報からサンプルが届いたものの、使用感はお伝えできないし、購入できたとしても日本では使えない。ここまで魅力的なデザインなら、どこか早く代理店が付いて、技適やライセンス関係をクリアにし、国内で販売してほしいものだ。
ちなみにmipowはミッフィーコラボ製品のみならず、超薄型の折り畳み式モバイルBluetoothキーボードなども製造/販売しているれっきとした会社の模様。これらの製品の日本投入にも期待したい。
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