ジャンボ! 危うく死にかけた。幸いオレは死ななかったけど、はっきり言って今回のポテトは殺人レベルにゲロマズなので絶対に日本のみなさんは食べてはいけない! もちろんケニア人もだ!!
その店は……店っていうか露店で、雨の日は営業していない。しかも夜しか開いていない。つまり「晴れた夜しかやっていない」という幻の店であり、美味い予感がプンプンした。ところが……!!
その店で売っているポテトは、揚げていない。茹でるだけ。つまりフライドポテトではなくボイルドポテトだ。さらにカットもなし。皮を剥いただけで、そのまま丸々と渡される。
サラダ(トマト)と塩は自分でかけてねというセルフサービススタイルなので、オレは適当に塩とサラダをトッピングして持ち帰った。そして部屋で開封すると……
ゲロのニオイがプンプンした。
汚い話で申し訳ないのだが、本当の話だ。改めて言おう。そのポテトはゲロのニオイがした。それでもオレはポテジャー(ポテトジャーナリスト)なので4つも食べた。そしたら……
ゲロのように不味かった。
オレが思うに、このまずさの原因はイモではなくサラダ(トマト)だ。このトマト、おそらく、いや絶対に腐っている。おそらく彼らは、捨てられたトマトを拾ってきて再利用しているのだと思われる。
このポテトは、これまでで最悪のポテトだ。二度と食べたくない。誰かを殺すことができるレベルだ。(this chips is the worst one ever ever. I will never try it again ,it can kill someone.)
ちなみに、なぜこの店が夜しか開いていないのかというと、ずばり! 政府から逮捕される恐れがあるからだ。なぜって、衛生管理メチャクチャだろ。しかも夜なら、その汚さがよくわからないから。
ここのポテトを購入するのは、非常に貧しい人々、ならびにストリートボーイ(?)たちだ。つまりはスラムのハードボイルドポテトリポートなわけだが、そのテリブルさ(最悪さ)はオレの想像の遥か上を行っていた。
なお、ポテトの価格は1袋50ケニアシリング(約50円)と安いのだが、オレは今回、経済的な大打撃を受けた。食べた後、激しい下痢と嘔吐の症状が出たので薬局に行ったところ、予想外に高いお薬を2日間ぶん処方されたんだ。
その価格、なんと400ケニアシリング(約400円)! その薬のおかげで今は体調もバッチリだし、この原稿料で治療費はペイはできるけど、高いネタになっちまった。記事のシェアよろしく頼むよ。原稿料に反映されるからさ。ではクワヘリ! 次回こそは、良いポテトを食べてやるんだ!!
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.