安住紳一郎アナウンサーが2022年2月20日放送のラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(TBSラジオ)で、オリンピック中継をめぐるNHKの姿勢を批判した。
「民放テレビ、ラジオが無くなってからどんな感想を抱くか、思い知ればいいわ」
「安住紳一郎の日曜天国」は、毎週日曜の10時から11時55分までの放送だ。20日は、ちょうど北京五輪のカーリング女子決勝と時間が被っていた。日本対イギリスという注目度の高い試合だけに、安住アナウンサーには思うところがあったようだ。この試合はNHKが総合チャンネルで中継した。
番組冒頭で安住アナは、民放メディアが苦境に置かれているという話題の流れから、五輪中継をめぐるNHKの姿勢に不満をこぼした。
「得するのはNHKだけだよ。オリンピック(の放送)を一緒にやろうって言ってさあ、お金を出しといて。民放が放送する種目は裏のBS(チャンネル)でやるっていうさ。なんていうやり方だ……今日もどうせNHK総合チャンネル見るんでしょう。知ってるんだから!」
「民放テレビなんか潰れればいいと思ってるんでしょ? すぐ、みんな言うもんね、『スポーツはNHKで見た方がいいんだ』みたいな。見ればいいじゃないの。民放テレビ、ラジオが無くなってからどんな感想を抱くか、思い知ればいいわ」
興奮冷めやらぬ様子の安住アナは、「どうせ今日なんか誰も聴いてないんだから私も思いの丈をいっぱい述べちゃうわ」と続けた。