ソフトバンク、NVIDIAへのArm売却を断念

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 ソフトバンクグループ株式会社は8日、100%子会社であるSoftBank Group Capital(SBGC)およびソフトバンク・ビジョン・ファンド1が保有するArmの全株式をNVIDIAに売却する契約を解消すると発表した。

 ソフトバンクグループは2020年9月14日付けでArm全株式をNVIDIAに売却すると発表しており、NVIDIAと取引の実現に向け努力を続けてきた。しかし、規制上の課題を鑑みて、NVIDIAと契約解消することに合意した。

 契約解消に伴い、契約締結時にSBGCが売却対価の前受金として受領した12.5億ドル(1,438億円)については、契約の条項に基づき返金する義務はなく、2022年3月期第4四半期の利益となる。なお、NVIDIAは20年間のArmライセンスを保持できる。

 今後はArmの2022年度中の株式上場を準備するとしている。

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