約3年前に定年退職をした父が料理にハマっていて、たまに実家に帰ると、これまで1度も食べたことのない「父の手料理」がテーブルに並ぶ。その日の献立や感想を記したメモも置いてあって、なんだか楽しそうだ。母も嬉しそうに食べている。とても平和である。
こないだはメモに「ごま油大1、いりごま大1」などと書いてあった。一体何を作るのかと聞いたら……「大葉漬け」と父。めっちゃ簡単なのに美味しいから最近よく作っているという。たしかにメチャメチャ美味しかったので、今回は皆さんにもレシピを紹介したい。
・メモを見ながら作る
メモに書いてあったのは「漬けダレ」の材料のようだ。大葉は1束(10枚)用意しておいて、漬けダレが足りない場合は継ぎ足せばOKとのこと。つまり、大葉のほかに準備するのは……
・ごま油:大さじ1
・いりごま:大さじ1
・砂糖:大さじ1
・醤油:大さじ1
・にんにくチューブ:大さじ1
・一味唐辛子:適量
──以上である。調味料はすべて混ぜておこう。すべて「大さじ1」なので足りない場合は同じ分量を入れればよい。完璧にマスターするまでメモを保存容器に貼り付けておいてもいいかも。
さて、大葉は洗って水気を切っておくこと。茎の先端部分は切っておくといいらしい。下準備ができたら……
1枚1枚タレに漬けて、これから食べる分は小皿にとっておく。冷蔵庫に1時間ほど寝かせるとより美味しくなるが、待てない時はそのままGO! ついでに言うと、保存容器に大葉と漬けダレ(スプーン1杯程度)を交互に入れるのがいわゆる “本流” なのだとか。
そんなわけで「食べる用」と「保存用」に分けたら作業は終了。私は毎回20枚分を作る。10枚なんてマジであっという間だからだ。冷蔵庫にあるだけで安心する。
んで、こいつが言うまでもなくウマい。なんなら、さっき漬けたばかりの大葉も激ウマである。私が我慢できない理由もお分かりいただけるだろう。たまらんのだ、本当に。
とにかく爽やかな大葉の香りと甘辛の醤油が絶妙……これぞヤミツキ必至のご飯のお供である。白米にのせた時の見た目もグッド。おにぎりにしてもいいだろう。最高だ。皆さんもぜひ試してみてほしい。
そんなわけで今回は、定年後に料理をはじめた父の最近のお気に入りメニューを紹介した。また実家に帰ったら別のメニュー(できれば簡単なやつ)を教えてもらおうと思う。それではまた!
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.