【コラム】菜食中心の食生活にしたら、繁華街で入れるお店が少ないことに気づいてしまった……

ロケットニュース24

以前に比べてヴィーガン(完全菜食)向けのお店が増えている。大豆ミートを使った料理や、動物性食品を使わない料理も少しずつ増え、菜食中心の生活を送っている人は選択肢が増えたのではないだろうか。

とはいえその幅は狭く、街へ出ると利用できるお店はまだまだ少ない。そう気づいたのは、最近努めて肉や油物、甘いものを控えるようになったから。繁華街ではなかなかお店に入れない……

・好きなものを好きなだけ食った結果……

私(佐藤)が菜食中心の食生活になったのは、昨年末の人間ドックで「胆石」があることが判明したからだ。正確にいうと2017年の健診ですでに胆石の診断は出ていた。

しかし、そのことをすっかり忘れていた私はドカ盛り・デカ盛り・スイーツなどなど、何でもどんとこい。ちょうど2016年にポールダンスを始めて筋肉質になったことを良いことに、「習慣的に運動してるからOK!」と遠慮なく食いまくっていた。

その結果、2017年当時1個だったはずの胆石は複数個へ増加。1個あたりのサイズも1.1~1.5センチにまでなってしまった。


そりゃそうだ。いきなり! ステーキで食べ放題に挑んだり、サンジェルマンでパンの食べ放題に挑んだり、京都勝牛で牛カツの食べ放題に挑んだり……。

ワタミ系の「にくスタ」ってお店で、1人で1.6キロの肉塊に挑んだこともあったな。


それに加えて甘いモノが大好き。昨年なんてマリトッツォを食いまくったから、きっと負担がかかっていたのだろう。ちなみに14軒のマリトッツォを食べ歩いて、もっとも美味しかったのはゴディバのマリトッツォ。さすが世界屈指のチョコレートブランドだった……。


さらにさらに、これらに加えて普段から菓子を常食しており、風呂上りにはアイスを欠かさず食べる始末。夏でも冬でも関係なく、アイスを食べないと落ち着かない身体になっていた。


こうして胆のうに携えた小石はスクスクと成長したわけだが、幸いというべきか自覚症状はほぼない。しいて言えば診断結果を知る前に、1度だけ腹部に差し込むような猛烈な痛みを感じたことがあることくらい。

その時は原因不明の痛みだと思っていたが、胆石の仕業と知ったら妙に納得してしまった。こういった経緯があって極力油物を控えるようになり、もちろん菓子も食わない。アイスなんて怖くて食えなくなった……。


・どこにも入れん

そんな私の最近の昼食は、大抵コンビニかスーパーで調達している。サラダ・野菜の煮物・みそ汁・おにぎり・果物(みかんかりんごかバナナ)がお決まりとなっている。

以前ならダイエット食としてコレにゆで卵とチーズが加わっていたけど、卵は脂質が多く、チーズはコレステロール値が高いので食べない。ただ、これはこれでまた問題があって……


この品揃え、意外と高くつく。できれば弁当1個で済ませたいところだが、コンビニやスーパーの弁当は揚げ物が多くて食べることができないのである。

お店に入って食事したくても入れるところがほとんどない。牛丼やハンバーガー、ラーメン、パスタ、カレー、うどんなどなど……。目につくお店で安心して食えるものがない。

その傾向は繁華街ほど顕著で、若者の街は油物にあふれている。近いところだと渋谷は食事を諦めるレベル


繁華街ではどこにも入れん!


野菜を美味しく食べられるフードコートとかできてくれたら、入り浸るんだけどなあ。「速報! 〇〇のお浸しが激ウマ!! 週7で通うレベル」とかそんな記事を書きたい……。

とはいえこの先、油物やスイーツをまったく口にしない訳ではない。今は警戒心から過敏に反応しているだけ。うまく身体と折り合いをつけつつ、野菜も肉も魚も適量を食べていきたいと思っている。

いずれにしても、野菜を美味しく食べられてなおかつ安いお店がもっと増えて欲しい。環境負荷の問題も叫ばれるなかで、大豆ミートに代表されるような食材の変化が一過性のものにならないことを願っている。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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